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腸炎

腸炎とは

こちらのページでは腸炎に関する基礎知識や腸炎を見つけるために受けるべき検査、発症のリスクを抑えるための生活習慣について解説しています。

腸炎に関する基礎知識

それでは腸炎の症状や原因について見てみましょう。

腸炎ってどんな病気?

腸炎とは小腸や大腸などに炎症が生じた状態のことです。炎症の影響を受ける腸の範囲や症状の進行の程度は非常に多くのパターンがあり、ひとつの特定した病気のことを指すのではなく、複数の病気や症状をまとめて指すことが多いようです。

多くの寄生虫によって起こる場合や、薬の副作用、血流の異常などによって起こる場合もあります。

腸炎で現れる症状や合併症

腸炎といってもさまざまな病気があります。その多くは下痢や腹痛といった腹部の症状を起こし、ひどくなると生活にも支障をきたします。ここでは代表的な病気や関連して起こる疾患について説明しましょう。

潰瘍性大腸炎

原因不明の炎症によって大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍ができてしまうのが潰瘍性大腸炎です。症状が現れるのは大腸のみ。主な症状は下血や腹痛で、薬での治療が基本となっています。

虚血性腸炎

大腸内の末端の血管に血液がいきわたらなくなることで、粘膜のただれや潰瘍、細胞の壊死などが起こる病気が虚血性大腸炎です。高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病や腸のぜん動が多くなるなどの原因で起こるといわれており、急激な下腹部の痛みや血の混ざった便が現れます。高齢者に多い疾患ですが、若年者でも起こるケースがあるため注意が必要。近年では大腸内視鏡検査の普及によって比較的見つかりやすくなっています。

虚血性腸炎

腸の血液循環が低下することで酸素や栄養分が届きにくくなり、炎症や潰瘍などを引き起こすのが虚血性腸炎です。主な症状は突然の腹痛や下血で、もともと腸の血管が硬化している場合に便秘などが重なって発症するとも考えられています。

感染性腸炎

細菌やウイルスの感染による腸炎です。中でも毒性の強いベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌O-157は、合併症として溶血性尿毒症症候群を引き起こすことがあります。抵抗力の弱い子どもや高齢者は、食中毒に注意する必要があります。

クローン病(炎症性腸疾患)

炎症によって腸に潰瘍ができてしまう病気がクローン病です。ただしクローン病になるのは腸だけとは限らず、口や食道、胃、肛門とあらゆる消化管に潰瘍ができることもあり得ます。その原因はまだ十分に解明されていません。クローン病の主な症状は下痢や腹痛ですが、近年は特効薬や治療法の研究開発がかなり進んでいます。

大腸憩室症

大腸粘膜の壁と内圧のバランスが崩れて小さい袋のように粘膜が外に飛び出した状態を大腸憩室といい、これが多発することで大腸憩室症が起こります。症状が重くなると下痢や便秘、膨満感や腹痛を生じます。治療は薬で行うのが一般的です。

腸炎の原因

腸炎の原因は実にさまざまです。多くは細菌やウイルスの感染によって起こる感染性腸炎で、病原体に汚染された食べ物による食中毒から腸炎が発症することが知られています。また、クローン病や潰瘍性大腸炎の原因は遺伝や食生活、免疫の異常など多くの説が考えられていますが、完全にはわかっていません。 このほか、抗菌薬や抗がん剤など薬の副作用で腸炎が起こることもあります。アレルギーや血流低下、寒冷刺激などの物理的な要因も考えられますし、食事やアルコールも引き金になります。

腸炎を見つけるために受けるべき検査

腸炎は主に以下のような検査で発見することが可能です。

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡(ファイバースコープ)を挿入し、直腸から盲腸にかけて大腸の内部を全体的に観察します。もし腸炎があれば粘膜に炎症や出血などがみられますが、そのほかにもポリープや大腸がんなどの発見にも役立つ検査です。

何らかの病変がみられた場合は必要に応じて大腸粘膜の一部を採取し、組織の検査を行うこともあります。

便や血液の検査

感染性腸炎が疑われる場合はウイルス検出用キットや便の細菌培養を行うことがありますが、結果が出るまで日数がかかるケースが多いようです。症状が強い場合は血液検査なども実施し、炎症反応や脱水の有無、電解質バランスに異常がないかどうかなどをチェックします。

腸炎を予防するための生活習慣とは

細菌やウイルスの感染による腸炎の場合、予防する有効な対策は正しい手洗いです。外出やトイレのあと、調理や食事の前には必ず石鹸で手洗いをしましょう。

また、腸炎を予防するために全般的にいえるのは暴飲暴食を避けることです。加えて普段から食物繊維の多い食事や適度な運動を心がけ、便秘をしないようによい排便習慣を保つことが大切。

生活習慣に加え、たとえ自覚症状がなくても、定期的に人間ドックや健康診断で大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。

監修医情報:
三好勲先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。