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肝障害

肝障害とは

ここでは肝障害について解説します。肝臓は沈黙の臓器ともいわれるほど、症状が出にくく病気の発見が遅れがちな臓器です。健康診断や人間ドックで診断されてはじめて病気に気づくことも少なくありません。万が一のリスクに備えるためにも、肝障害について詳しく知っておきましょう。

肝障害に関する基礎知識

肝障害はどんな異常がある状態?

肝障害(肝機能障害)は、肝臓に何らかの障害が起こり機能不全を起こしている状態です。肝障害としてよく見られる症状に、アルコール性肝障害や薬物性肝障害、ウィルス性肝炎、他にも、自己免疫性肝炎といった肝臓病などがあります。

肝臓は食事で摂取した成分を栄養素に変換したり胆汁の産生・アルコールの解毒などを担ったりする働きを持っています。しかし異常があっても目に見える症状がなかなか表に出ないことから、検査をして肝臓に異常が発見されるケースも珍しくありません。

肝障害を引き起こす疾患や合併症

肝障害は、病気によって異なる症状が出ます。例えば、アルコール由来の脂肪肝は肝臓へ脂肪が過剰に溜まっている状態です。脂肪肝だけで重篤な状態になることはほとんどありませんが、対処しなければ慢性肝炎や肝硬変、肝細胞がんになるリスクが高まると考えられています。

また、肝炎も注意すべき疾患の1つです。ウイルス性肝炎は肝炎ウイルスにより引き起こされる肝臓の炎症で、A型・B型・C型があり、それぞれ感染経路や症状が異なります。A型肝炎は黄疸・発熱・吐き気など、B型肝炎は倦怠感・悪心・嘔吐などの症状をもたらします。C型肝炎は無症状のままも多いですが、およそ8割が慢性化して肝硬変や肝臓がんになると報告されています。

肝障害の原因

例えばアルコール性肝臓障害の原因として、アルコールの長期大量摂取が考えられます。大量のアルコールで肝臓への負担が大きくなり、肝障害を引き起こしやすくなるとのこと。

脂肪肝は生活習慣が大きく関わるとされており、飲み過ぎをはじめ、食べ過ぎや運動不足などがリスクファクターとして考えられています。

また、ウイルス性肝炎ではそれぞれ原因となる感染経路が異なり、A型は飲食物からの感染、B型は血液や母乳など体液からの感染、C型は血液のみが感染経路として報告されています。

肝障害かどうか調べるための検査

超音波検査(エコー)

人間ドックで肝臓の疾患を判別する際は、腹部超音波検査が一般的に使われています。超音波を使い、内臓からの反射波を装置が電気信号に変えてモニターに映し出すことで、臓器の状態を視覚的に確認できる検査です。

腹部超音波検査で分かることは多く、肝臓以外にもすい臓や腎臓の腫瘍、胆石の発見にも役立っています。脂肪肝をはじめ、肝腫瘍、肝内石灰化、肝血管異常、肝のう胞や気腫、慢性肝障害など多岐に渡る疾患の発見に活用されるのが特徴です。

血液検査

採取した血液を調べ、肝臓に異常がないかチェックします。肝臓だけではなく腎臓の異常をはじめ、高脂血症や糖尿病、貧血なども診断可能です。

血液検査ではさまざまな項目があり、成分の数値が示されます。例えば、アルブミンは血液たんぱくの中でも多く、肝臓で合成される成分です。アルブミンの数値が3.9g/dL以上なら標準、3.6g/dL以下になれば異常と診断。他にもγ-GTPやAST(GOT)とALT(GPT)などがチェック項目となっています。

肝障害を予防するために日頃から注意したいポイント

肝臓に負担をかけないよう日頃から生活習慣に注意しましょう。お酒は1日に一合以下、休肝日を作る、水割りにするなど薄めることでも予防につながるといわれています。食事も食べ過ぎないよう、栄養バランスに注意し、必要以上の薬の服用も禁物です。もし肝機能が低下したことが分かれば、禁酒しましょう。

問診による情報収集も重要なので虚偽の申告や隠ぺいは厳禁

人間ドックで肝障害や肝臓の数値に異常が見られ、医療機関を受診した場合、詳細な問診が欠かせません。問診では血液検査や画像検査ではわからない部分まで踏み込んだ質問をすることもあり、診断する医師にとって非常に有益な情報源です。

肝障害による問診では、一般的に、普段のアルコール摂取量や、常用薬や、輸血、タトゥーの有無や家族のことまで複数の質問が行われます。アルコールや薬は肝障害の原因になるケースが少なくありません。薬の場合、サプリメントもふくまれます。

輸血やタトゥーの有無はC型肝炎の感染経路となるため重要な質問です。また、家族に肝臓の病気を患っている方がいたかどうかも肝障害に関わります。問診では他にもさまざまな質問をされますが、不安だったり怖かったりといってウソをつくと重大な病気を見逃す可能性も。誤診が無いようにするためにも、誠実に答えることが大切です。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。

監修医情報:
三好勲先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。