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腎炎

腎炎に関する基礎知識

腎炎の症状や原因についてまとめています。

腎炎とはどんな病気?

腎臓に炎症が起きた状態が腎炎です。腎臓は握りこぶしほどの大きさで、左右1つずつある臓器です。血液のろ過や、一旦ろ過したものから必要なものを再び取り込む働きを持っています。また、ろ過して不要なものは尿を作って体外へ排出する役割も。腎炎になると血液のろ過や不要な物質の排出がうまくいかなくなり、老廃物がため込まれてしまいます。

糸球体腎炎や間質性腎炎などの種類があり、中でも多く見られる糸球体腎炎は糸球体という老廃物のろ過を担っている部分に炎症が起きた状態です。糸球体腎炎は急性と慢性、急速進行性があり、放置すると数週間で腎機能が低下して腎不全(腎臓が機能しない状態)に陥ることも少なくありません。

腎炎で現れる症状や合併症

腎炎では、尿潜血が出る場合もあります。尿に血液が混ざっている状態で、見た目は普通の尿とあまり変わりません。他の自覚症状が出ていない場合に自分で気づくことはまれで、人間ドックや検診で発見されることも多いようです。

糸球体腎炎の場合、幼児や年齢が若い人に多く見受けられます。手足がむくんだり発熱したりなどの症状が現れるケースのほか、慢性腎炎ではたんぱく尿や血尿が1年以上続くのも特徴です。長期間炎症が続くと腎臓の負担が大きくなり、やがて慢性腎不全になる症例も報告されています。

慢性糸球体腎炎は複数タイプがあり、中でも特に若年層に多いといわれるIgA腎症(アイジーエー腎症)は免疫たんぱく(抗体)が腎臓の糸球体の中に沈着することで炎症を起こす疾患で、血尿やたんぱく尿が認められます。

腎炎の原因

腎炎はいろいろな原因が考えられます。ただしすべての原因がわかるわけではなく、不明な点も多いのが特徴です。溶血性連鎖球菌の感染や自己免疫疾患を原因とする説などさまざまな考えがありますが、明確ではありません。

例えばIgA腎症の場合、体内に入った抗原によりIgAという抗体が産まれ、糸球体に沈着して炎症が起きると考えられています。しかし、おおもとの原因は判明しておらず、リンパ球の機能異常、細菌やウィルス感染、遺伝など多くの可能性が考えられています。

腎炎かどうか調べるための検査

腎炎は自覚症状が少ない病気といわれ、健康診断や人間ドックで発見されることも珍しくありません。

尿沈渣

人間ドックでは尿沈渣が行われます。尿を遠心分離機にかけることで成分を底に沈殿させ、顕微鏡を使って成分の詳細を調べる検査です。含まれる成分の多さによって、病気を特定することが可能です。

赤血球は腎臓や尿路の炎症、結石や腫瘍の疑いがあると判断されます。白血球なら腎臓や尿路の炎症や感染、円柱は腎炎・ネフローゼ症候群、上皮細胞だと腎臓や尿路の炎症などが疑われます。

病院による精密検査

人間ドックで腎炎の疑いがあれば、医療機関で血液検査や尿検査を再度検査します。再検査でも同じく異常が見られた場合、精密検査を行うのが一般的な流れです。尿検査で異常があれば、慢性糸球体腎炎など、腎臓病の可能性が考えられるため、腎生検なども行われます。

腎生検とは

腎生検とは、腎臓組織の一部を採取して検査をすることです。また、血液検査でも腎臓の異常が疑われる場合に行われます。ただし、病気が進行しすぎていると、腎生検を行えません。その場合、病期の進行を遅らせる治療がとられます。

腎炎を予防するために日頃から注意したいポイント

腎炎をはじめとする腎臓病にかからないためには、日頃から腎臓に負担をかけない生活を心がけることが大切です。早寝・早起き、水分をきちんと採る、尿を我慢しないなどが予防方法として考えられます。

また、風邪は腎臓病につながるといわれているため、日頃から注意しましょう。他にも、日常的に尿の状態をチェックすることが重要です。量、回数、色など、腎臓に異常が生じれば、尿にも変化があるといわれています。尿の濁り、血尿、10回以上トイレへ行く、逆にまったく出ないなどの場合、人間ドックや病院へ早めに相談しましょう。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。

監修医情報:
三好勲先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。