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【医師監修】子宮頸がん

こちらでは子宮頸がんに関する基礎知識や子宮頸がんを見つけるために受けるべき検査について解説しています。

子宮頸がんに関する基礎知識

子宮頸がんってどんな病気?

子宮頸がんとは子宮頸部つまり子宮の入り口にできるがんのこと。当然ながら女性特有のがんです。

症状としては出血や痛みなどがありますが、生理と見分けがつかないケースも多く、初期の段階ではこうした自覚症状も現れにくいので、症状が重篤化してから発見されることも少なくありません。症状が重篤化すると膣や膀胱、尿管、直腸など他の器官やリンパ節にも転移する可能性があります。

通常の生理よりも月経血の量が増えたり、月経中でないにも関わらず出血した場合は注意が必要です。

子宮頸がんの5年後の死亡率は全病気で28%ほど。末期だと80%ほどと高いですが、初期であれば10%程度ですので、早期に発見することが重要です。

子宮体がんや卵巣がんなどと比較して若年層でも発症する可能性があり、25歳以降で発症率が一気に大きくなります。

子宮頸がんの原因

HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することでがんに発展すると考えられています。

実はHPVは多くの女性が一生に一度は感染すると言われているくらい、ごく普通のウイルスですが、通常は免疫力が働いて体外へ排出させるため、それほど悪影響が及ぶことはありません。しかし、免疫力が低下するなどしてHPVが排出されずに子宮頚部に長くとどまっていると、異型細胞が発生してやがてがんへと進行します。

HPVは男性との性交渉が原因で感染しますが、ワクチンで予防することができます。20~30代で発症リスクがピークになるため、早い段階で検査・ワクチン接種をしておくようにしましょう。不安がある方は、まず医師に相談するとよいです。

子宮頸がんを見つけるために受けるべき検査

子宮頸がんは主に以下のような検査で発見することが可能です。

子宮頸部細胞診(医師採取)

子宮頸部の細胞を採取してがん細胞を見つけます。また、触診やクスコを挿入して視診なども行って直接子宮頚部の状態を確認します。直接子宮頸部を調べるので、異常発見率が高い検査方法です。

子宮頸部細胞診(自己採取)

細胞採取キットを使い、自分で子宮頚部の細胞を採取して医師に提出して調べてもらいます。医師が採取する方法に比べて抵抗感などが少ないですが、触診や視診などが行われないため、医師採取よりも発見の精度はどうしても劣る傾向にあります。

子宮頸がんを予防するための生活習慣とは

先述のとおり、子宮頸がんは性交渉によって感染するHPVというウイルスが原因となって引き起こされます。特に不特定多数の人と性交渉を行うと感染のリスクも高まりますので注意が必要です。当然、HPVだけでなくHIVや性病などのリスクも高まります。

ただし、恋人や配偶者など特定のパートナーとのみ性交渉を行っていてもHPVに感染する危険性はありますし、コンドームを装着していたとしてもHPVを100%防げるとは限りません。

定期的に産婦人科などでHPVに感染しているかどうかを検査する必要があります。仮にHPVに感染していたと判明した場合はワクチンを摂取して予防することができます。人間ドックの骨盤CTで子宮頸がんの腫瘍の有無をチェックするのも効果的です。

また、自覚症状としては出血や下腹部の痛みなどがあります。生理と似たような症状ですが、「生理が長引いているな」と思ったり、生理期間が終わっても出血や痛みがあったり、おりものがいつもと違うなど、少しでも違和感があったら産婦人科で検査を受けることをおすすめします。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

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