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【医師監修】脂質異常症

こちらでは脂質異常症に関する基礎知識や脂質異常症を見つけるために受けるべき検査について解説しています。

脂質異常症に関する基礎知識

脂質異常症ってどんな病気?

脂質異常症は血液中に含まれる、コレステロールや中性脂肪といった脂質の割合が多くなった状態のことを指します。血液中の脂質が高い状態が長期間続くと、いわゆる血液がドロドロになった状態に。脂質が血管の内壁に付着することで動脈硬化が起こったり、血液が詰まって脳卒中や心疾患の危険性も高まります。

脂質異常症だからといって直ちにこうした症状が現れるわけではありませんが、脳卒中や脳出血、心筋梗塞など合併症は命にかかわる危険もあるため、日頃から注意が必要。自覚症状がなく、いきなり脳出血や脳梗塞が発生して取り返しがつかない事態になるのが脂質異常症の恐ろしいところです。

かつては高脂血症とも呼ばれていました。

脂質異常症とはどんな状態なのか

コレステロールとは人間の体内に存在する脂質の一種です。一般的にあまり良いイメージがありませんが、骨や筋肉を構成するための細胞膜の材料となったり、ホルモンを作り出すための材料となるなど、体には必要な成分なのです。

このコレステロールが血液中にどれくらい含まれているかによって脂質異常症なのか、そうでないのかが決まります。

具体的には悪玉コレステロール(LDL)、中性脂肪(トリグリセリド)の上昇あるいは善玉コレステロール(HDL)の低下のいずれかが見られたときに脂質異常症と診断されます。

さらに、善玉コレステロールの値が29mg/dL以下、悪玉コレステロールの値が180mg/dL以上、中性脂肪の値が400mg/dL以上の場合には動脈硬化を進行させる可能性があるとされています。

この値は血液検査で簡単に調べることが可能です。

脂質異常症の原因

脂質異常症は糖尿病と並んで生活習慣病の代表的な症状です。やはり原因は生活習慣に起因しています。

その名の通り、脂質が増える症状なので、食生活が大きな原因です。肉などの脂っこい食べ物を食べすぎることで、脂肪を過剰に摂取し、その結果血液中の脂質の濃度が上昇します。また、マヨネーズや卵といったコレステロール値が高い食品も脂質異常症の原因です。

さらに運動不足も脂質異常症の大きな要因です。消費カロリーが摂取カロリーを上回っていれば脂肪が燃焼されて血液中の脂質が増えることはありませんが、消費カロリーが摂取カロリーを下回れば、脂質がどんどん脂肪として蓄えられていき、血液中の脂質の濃度も上がってしまいます。また、運動不足だと善玉コレステロールが減少するのも脂質異常症の危険性に拍車をかけています。

近年メタボリックシンドロームという言葉が注目されていますが、メタボは余分な脂肪が胴回りに付いている状態。脂肪が付いているということは血液中の脂質の濃度も高く、脂質異常症である可能性も高いのです。

他にも飲酒や喫煙などの生活習慣も脂質異常症のリスクを高める要因となります。

脂質異常症の合併症を見つけるために受けるべき検査

脂質異常症は主に血液検査で発見することが可能です。

血液検査

脂質異常症は血液検査で知ることができます。

善玉コレステロール(HDL)の値が29以下の場合は脂質代謝異常のほか、動脈硬化の疑いがあると判定できます。

悪玉コレステロール(LDL)が180以上の場合は動脈硬化の疑いがあり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いと判定されます。

中性脂肪の値が400以上だと動脈硬化の疑いがあります。

脂質異常症を予防するための生活習慣とは

まずいちばん大切なことは何といっても脂質を過剰に摂取しないことです。揚げ物や、炭水化物の過剰摂取は控えましょう。砂糖が含まれたお菓子やジュース、糖質が含まれるお酒も中性脂肪を増やす要因となります。

逆に脂質異常症の予防に効果的な食べ物は野菜です。野菜に含まれる食物繊維は脂質の吸収を抑えてくれる効果があります。また、カロリーも肉と比べて低いので、摂取カロリーも抑えることが可能です。

運動も脂質異常症を防ぐためには重要。脂肪を燃焼させて血中の悪玉コレステロール値や脂質の濃度を抑えてくれるだけでなく、善玉コレステロール値を上昇させる働きもあります。さらに血行を改善して血管も広くなるため、脂質異常症による動脈硬化を防ぐという効果も期待できるのです。

食生活に関しては肉を少なめにして野菜を多く摂るメニューを意識する、運動に関しては毎日30分程度でも良いのでウォーキングなどを習慣づけることで、脂質異常症のリスクを軽減することができます。

特に胴回りに脂肪が付着しているメタボリックシンドロームの方は脂質異常症のリスクも高いので、すぐにでも生活習慣を見直してみてください。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

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