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【医師監修】心電図検査

人間ドック基本検査項目に入っている心電図検査。心臓が正常に機能しているか、心臓病を患っている可能性がないかを調べる検査です。ここでは、心電図検査の検査内容や検査結果の見方、病気の判断基準を簡単に紹介します。

心電図検査とは

心電図検査とは、心臓の鼓動を計測して正常に機能しているか、病気の有無がないかを判断する検査です。

心臓は微弱な電気が流れることで動き、全身へ血液を送ります。そのため、検査では胸・両手・両足に電極をつけて、体に流れる電気的活動を拾って、心電図を作ります。胸だけでなく手足にもつけるのは、電気の状態に異常が無いかをさまざまな視点でチェックするためです。電極を付けて横になるだけなので、痛みもなく数分で終わる簡単な検査と言えます。

検査を受ける時の注意としては、前日はしっかり眠って体調を整えること。前日の寝不足や測定時の緊張により値が上昇する可能性があるので、出来るだけリラックスできるよう前日からの過ごし方には気をつけましょう。

人によっては通常とは違った心電図検査が行われます。

運動負荷心電図

狭心症を疑う場合に行われる心電図検査です。狭心症の場合、心臓に負荷をかけることで発作が起こります。安静している状態だと異常が見つかりにくいため、2段の階段を上がったり下がったりして心臓に負荷をかけて心電図をチェック。安静時より心臓の異常が見つかりやすくなります。

ホルター心電図

不整脈の人の場合に行われる心電図検査です。不整脈は定期的に起こるわけではなく、一時的に異常があらわれる場合もあります。ホルター心電図は正しい診断をするために、24時間持ち歩きで心電図を記録する方法です。

心電図検査で発見できる病気と診断の仕方

心電図検査の結果で分かる病気には、不整脈や狭心症、心筋梗塞、心肥大があります。では、どの項目にどのような数値が出たら病気かもしれないと分かるのでしょうか。

一般的にはグラフの動きを見て判断します。心臓の動きに合わせて反応する心電図。心臓が動くとグラフの線がピッと上にあがり、通常だと等間隔で同じ大きさの数値が計測されます。これが等間隔ではなくなったり、おおきさに異常が出ると何かしらの病気が疑われるのです。たとえば、不整脈であれば脈の間隔がバラバラに計測されると不整脈の疑いがあるということになります。

心電図検査結果の見方

心電図の結果をより理解するために、安心な状態と危険な状態を分かりやすく紹介します。

【大きな問題なし】

項目 所見名 内容
ST低下 ST低下(軽微~軽度虚血型) 心臓肥大や狭心症が疑われます。判定区分を参照に受診を検討してください。
T波異常 平低T波 いろいろな原因が考えられ、健常者に見られることもあるため、判定区分を参照に受診を検討してください。
不整脈 上室期外収縮(頻発) 心拍に不規則な動きが見られます。判定区分を参照に受診を検討してください。
徐脈(軽度) 通常よりやや遅い心拍です。受診の要否は判定区分を参照してください。
上室期外収縮(散発) 心房から不規則な拍動があります。高血圧、心臓病、貧血などや緊張、ストレスにより見られることがあります。
雑項目 陰性U波 通常上向きを示すU波が下向きになっています。心臓弁膜症・狭心症などに見られることがあるため、判定区分に従ってください。

【早めに病院で診てもらいましょう】

項目 所見名 内容
ST低下 ST低下(中等度~極高度) 心臓肥大や狭心症が疑われます。胸痛の自覚症状がある場合は早急に循環器内科を受診してください。
房室伝導障害 PQ短縮 刺激伝達路に異常の疑いがあります。心臓の動きが危険なくらい早くなる可能性があります。発作的に動悸を感ずることがあれば、循環器科を受診してください。
不整脈 上室期外収縮(2連発~多源性) 心拍に不規則な動きが2回連続または複数の場所から見られます。精査が必要なので、循環器科を受診してください。
QRS幅の広い、または狭い頻拍 重大な不整脈(脈の速い状態)が考えられます。循環器科を受診してください。
徐脈(中等度~高度) 通常より非常に遅い心拍です。心拍が少ないために息切れ・めまい・失神が起こるときは、早急に循環器科を受診してください。
雑項目 ST上昇 胸痛など自覚症状がある場合は、早急に循環器科を受診してください
ブルガダ型、ブルガダ型の疑い 危険な不整脈がおこる可能性があります。早急に循環器科を受診してください。特に過去に失神発作があるとき、近親者に突然死した人がいるときは必ず受診してください。

心電図検査の流れ

それでは心電図検査の流れについて解説します。

1.前日

心電図検査自体は、検査を受ける際には特に食事などの影響はありません。心電図検査のみの場合は前日の夕食や当日の朝食を摂っても問題ありません。ただし、他の検査も一緒に受ける際は食事や飲み物の制限がある場合もあるので、指示に従いましょう。

心電図検査は心臓に負担をかけるため、重度の不整脈や心筋梗塞、不安定狭心症、心不全など、心臓の病気がある場合には検査ができませんので、ご注意ください。

2.検査当日

検査台に仰向けになり、着衣を脱ぎます。胸には吸盤のような電極を、手足には輪っかのような電極を取り付けます。緊張していたり不安になっていたりすると正常に心電図が測定できませんので、リラックスした状態で横になりましょう。

痛みや不快感などはなく、検査時間も5分程度と短いのでご安心ください。測定が終わったら医師から診断結果の説明があります。緊急性がなければ、後日結果が郵送されるケースもあります。

ホルダー心電図の場合は電極を装着して(テープで固定)1日過ごします。電極が水に濡れると故障してしまうため、入浴などはできません。肌が弱い場合は、粘着力が弱いテープを使用するなど配慮してくれますので、遠慮なく申し出ましょう。

トレッドミルは電極を装着して歩いたり走ったりする運動を行い、心電図の変化を測定します。60分ほどで検査が完了です。

3.検査後

通常の心電図検査の場合は、検査後に食事や入浴などの制限は特にありません。ホルダー心電図の場合は、先程も説明したように電極が濡れてしまうと故障してしまうため、入浴や水に濡れるような作業はできません。

心電図を受けることで、自覚症状がない病気、たとえば不整脈などは心臓の脈打つ早さによって発見できます。検査時間も短く簡単に行えるので、定期的に受けるように心がけてください。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

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