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【医師監修】便潜血検査

健康状態があらわれる便。便の見た目だけでも腸の健康状態が分かりますが、便潜血検査を受ければ大腸がんやポリープなど見つかりにくい病気も発見できます。ここでは、便潜血検査の検査内容や検査結果の見方、大腸がんを見つける検査を簡単に紹介します。

便潜血検査とは

便潜血検査とは、便に血が含まれているかどうかを調べる検査です。血が含まれていれば陽性、血を検出できれなければ陰性と結果がでます。

検査の正確性が上がるため、2回法が推奨されています。

採取した便は提出するまでの期間をできるだけ短くし、すぐに提出できない場合は冷蔵庫で保存しましょう。

注意点は月経中の人や痔を患っている人は、陽性が出やすくなってしまうこと。便潜血検査は単純に便に血が含まれるかどうかを診断するものです。それぞれの出血が混ざった場合も、消化器官の血なのか、月経の血なのかといった精密検査はされません。そのため、できるだけ月経時や痔の治療中の便潜血検査は避けると良いでしょう。

便潜血検査で大腸がんを発見できる

便潜血検査で陽性(便に血が含まれている)と判断されたら、大腸ポリープや大腸がんの可能性が疑われます。

大腸にポリープやがんなどの炎症が起きていると、便が大腸を通る際にこすれて炎症箇所から出血する可能性が。結果、便に血液が付着して血液反応が現れるという流れが便潜血検査の仕組みです。便に血が付いているということは、それだけ内臓のどこかにダメージが出来ているということ。便潜血検査だけではどの部分にどのくらい損傷しているかが分かりませんが、精密検査へ踏み切るきっかけになります。

検査結果 項目内容と見つかる病気
陰性 異常なし
陽性 大腸ポリープ、大腸がん、消化管の出血性の病気の疑いあり。

便潜血検査で一番期待されているのは「大腸がんの有無」が分かることでしょう。

2016年のがん死亡数を見ると、大腸がんは男性で3位、女性では1位、全体で2番目に死亡数の多いがんでした。初期に見つかれば内視鏡施術で切除できますが、進行が進むとやむを得ず開腹施術が必要になります。便潜血検査で陽性と出たのち、早めに要精査を受ければ簡単な施術で済むのです。

ただ、かなり初期の大腸がんだと出血に至らない可能性もあります。本当に初期段階で大腸がんを見つけたい場合は、別のアプローチ方法を検討することも考えましょう。

便潜血検査以外の大腸がんを発見する方法

便潜血検査では、大腸がんの精密結果・超初期段階の大腸がんの発見は難しいですが、他にも大腸がんの発見や詳細を調べられる検査があります。それぞれどのような検査なのか検査内容と、費用相場をまとめました。

検査名 検査内容 費用
大腸内視鏡検査 肛門から内視鏡カメラを入れて直接大腸を見て調べる検査。事前に便潜血検査で陽性反応が出て、医師から勧められて受けた場合は保険適用となりますが、医師に勧められていない場合は保険適用外となります。 6,000~16,000円程度(保険適用)/2~3万円(保険適用外)
注腸検査 肛門から薬剤を入れて、大腸に薬剤を付着させてX線写真を撮る方法。現在は内視鏡検査が主要な検査となっていますが内視鏡検査ができるまでの主要な大腸検査方法でした。 4,000円(保険適用)

このように大腸がんの検査方法はたくさんあります。けれど、費用が高かったり、体への負担が大きかったりと簡単には受けられない検査内容ばかりです。始めから無理をして精密検査を受けるよりも、まずは可能性があるかどうかだけでも知るために用意されているのが、便潜血検査だと言えます。

便潜血検査の流れ

それでは便潜血検査の流れについてご説明します。

1.検査前

あらかじめ器具と容器が渡されるので、排便時に便を採取します。採便棒で便の表面をまんべんなくこすり取り、容器に入れ、密封して容器は冷蔵庫で保管します。冷蔵庫に便を入れると言われると「汚い」と思われるかもしれませんが、容器は完全に密閉されているので、汚染や臭いの心配はありません。

注意点としては、便の採取は検査日の1週間前以内に行うことです。血液を構成するヘモグロビンは常温下では1週間ぐらいで半分以下に減少してしまうので、1週間以上前の便だと正確に出血が測定できない可能性があります。

2.検査当日

検査当日はクリニックに採取した便を渡すだけです。あとは便に含まれたヘモグロビンなどの成分を分析し、診断結果が伝えられます。

3.検査後

検査結果が大腸からの出血が認められないという陰性であった場合は特に問題ありません。大腸からの出血が認められるという陽性という結果が出たら、内視鏡検査やCT検査などの精密検査を受けることになります。精密検査の結果、異常がなければ次の検診でまた便潜血検査を行います。異常があった場合には、医療機関で適切な治療をしてもらいましょう。

痔など肛門出血や大腸炎、大腸ポリープでも陽性となる可能性はありますので、精密検査で原因を突き止めることが重要です。逆に早期の大腸がんではそれほど出血しておらず、陰性となる場合もあります。便潜血検査で陰性だったからといって油断せず、引き続き人間ドックや健診を定期的に受けるようにしましょう。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

人間ドック専門クリニックだからこそ、効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現。   当日中に検査結果の説明や生活指導が受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。日本外科学会認定医、日本消化器外科学界認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
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