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【医師監修】眼底検査・眼圧検査

人間ドックの検査項目の1つに眼底検査・眼圧検査があります。どちらも眼について調べる検査ですが、眼底検査では眼の病気以外についても知ることができるのです。こちらのページでは眼底検査を主に解説していきます。

眼底検査について知りたい!

そもそも眼底検査とは?

眼底検査の名称に入っている眼底とは、網膜・視神経・静脈・動脈・黄班(おうはん)・中心窩(ちゅうしんか)が集まる部位のことです。眼球の後ろ側のことを眼底と呼びます。眼底検査の目的は、目の病気はもちろん、糖尿病や高血圧、動脈硬化の進行による網膜の変化を調べることができる検査です。

眼圧検査について

眼底検査と名前が似ている検査に、眼圧検査があります。眼球の中には房水と呼ばれる眼球を保つための栄養素を含む水分が含まれており、眼圧は房水の排出と生産によって維持。房水は多くても少なくても疾患を引き起こしてしまうため、眼圧検査で房水の状態を調べます。

眼圧検査の方法

麻酔薬を点眼後に、眼にごく弱い空気を吹きつけて、眼球の柔らかさを特別な機械で測定します。所要時間は1~2分程度と短時間で済むのが特徴です。正常な眼圧は10~20mmHgで、21mmHg以上だと緑内障の疑いがあります。

測定時の注意点

コンタクトレンズを装着している場合は外します。そのため替えのコンタクトレンズもしくは眼鏡を持っていきましょう。空気を吹きつけられた際に、瞬きをしてしまうと眼圧が高く測定される場合もあるため注意が必要です。

眼底検査で分かる病気

眼底検査では、緑内障や白内障のほかに糖尿病由来の眼の病気についても知ることができます。眼底検査で分かる病気について見てみましょう。

眼圧検査で分かる病気の種類

中間透光体混濁 水晶体や角膜など、光の通過する部位が混濁する状態のこと。白内障や角膜混濁などが原因です。視力の低下、物の見えづらさが現れます。
白内障 水晶体が濁ることで物が重なって見えたり、かすんで見えたり、まぶしく感じたりします。加齢が原因ですがアトピーや糖尿病など、ほかの病気が原因になることもあります。
緑内障 眼球内の圧力が高くなるなどの原因で、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどありません。放置しておくと失明の危険があります。
糖尿病性網膜症 糖尿病の慢性合併症のひとつです。中途失明の原因にもなります。
ドルーゼ(ドルーゼン) 眼にできる老廃物をドルーゼ(ドルーゼン)と呼びます。加齢によって処理しにくくなり加齢黄斑変性症の原因になります。

眼底検査の分類

検査結果 高血圧性変化(H所見) 硬化性変化(S所見)
0 正常 正常
1 網膜動脈が通常よりも細くなっています。 網膜動脈が正常より細くなります。また動脈の血柱反射(検査時に眼球の血液が光って見える現象)が増強。ほかにも軽い動静脈交叉現象(動脈が細く見えたり、動脈がうっ血したりする現象)が見られます。
2 1の状態よりも網膜動脈が細くなります。また、1本の動脈に細い部分と太い部分ができる口径不同が現れます。 動脈血柱反射がさらに増強しています。動静脈交叉現象は中等度に進行。
3 網膜動脈の狭細と口径不同が明らかに出ており、糸のような細さに。また網膜面に出血や白斑が見られます。 血柱反射が血管の幅と同じくらいになります。血柱が濁り、まるで血管が銅線のように見える銅線動脈に変化。脈交叉現象は高度になります。
4 3の状態に加えて、視神経乳頭の腫れが見られます。 血管の壁が濁り、不透明になります。血柱が隠れてしまい、血管が白く見える銀線動脈に変化。

緑内障と白内障について

眼底検査で見つかりやすい緑内症と白内障について、詳しく解説します。

緑内障

緑内障は視神経に障害が起こり視野が狭くなり部分的に見えなくなったり、まったく見えなくなったりする病気です。

視野の範囲は正面を向いて物や景色を見た時に、片方の目で上下左右が問題なく見える範囲のこと。初期の段階だと自覚症状がまったくないのが特徴です。一般的には鼻側の上のあたりの視野が狭くなっていき、進行すると中心部の見えない範囲が広がっていきます。

白内障

白内障は眼の中にある、水晶体が白く濁ってしまう病気です。加齢と共に進行していきますが、早ければ40代~発症します。80歳を超えるほとんどの人は白内障の状態だと言われているほどです。

適切な処置を受ければ失明する確率が低い病気なので、早い段階で見つけて治療を受けることが大切。一度発症すると、薬では治りません。最終的には手術が必要です。手術と聞くと怖いイメージを抱く人もいますが、白内障の手術は国内でも1年間で140万件行われており、日帰りでできる手術が普及しています。

眼底検査の流れ

眼底検査の流れや注意点を見ていきましょう。

1.検査前日

目の検査であるため、前日の食事制限や飲酒・喫煙の制限などは特にありません。

2.当日の流れ

当然のことながら、眼鏡をかけていると眼底検査ができませんので、眼鏡は外してください。コンタクトレンズも同様です。使い捨てコンタクトレンズを使っている場合は、予備を忘れずに持参してください。

その後、特殊な検査用眼鏡で眼の状態を観察します。ごく弱い空気を吹き付ける際にちょっとした刺激があるかもしれませんが、それほど痛みがある検査ではありません。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

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