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【医師監修】肺機能検査

空気を取り込み体中へ酸素を送ってくれる肺。人間ドックでは、肺が正常に機能しているかを調べる検査項目・肺機能検査を受けられます。ここでは、肺機能検査の検査内容や流れを紹介しているので、受ける前に参考にして下さい。

肺機能検査とは

肺機能検査とは、文字通り肺の健康状態や機能を調べる検査です。息を吸ったり吐いたりするだけの検査なので痛みはありません。

検査前の準備

軽い問診が行われます。検査を受けたことがある人は前回の検査結果について、喫煙歴や気管支拡張剤を使っているか、酸素吸入を使っているかといった質問に答えて、胸部レントゲン写真を撮った後、検査に入ります。

肺機能検査にはスパイロメータという機器を使用します。方法はとても簡単で、以下の手順をわずか2~3分行うだけです。

スパイロメータの検査方法

  • 鼻から空気が漏れださないようにノーズクリップで鼻をはさむ
  • マウスピースを口にくわえて、検査技師の指示にあわせて静かな呼吸を数回繰りかえす
  • 呼吸が安定したら息を大きく吐き切り、大きく吸って再び大きく吐きだす呼吸を繰りかえす。

注意点は、口を緩めずにすぼめておくこと。口を緩めると息が漏れてしまって最初からやり直しになります。何度も繰りかえすと疲れてしまうので、一度で終わるためにも口元に注意しましょう。

呼吸に合わせて、肺にどれだけの空気が入り、出すことができるのか数値がグラフに描かれていきます。数値によって病気の可能性を調べることができるのです。

肺機能検査で発見できる病気と診断の仕方

肺機能検査で出た数値によって、喘息や間質性肺疾患、肺結核を発見できます。では、どのような数値が出たら病気の可能性が高いのかを見てみましょう。

項目 項目内容と見つかる病気
肺活量 空気を思いっきり吸い込み、全て吐き出した時の空気の量。平均値の79.9%以下だと肺のふくらみが悪いと判断し、間質性肺炎や肺線維症が考えられます。
努力肺活量 空気を最大まで吸い込み、一気に吐き出した時の空気の量。肺活量よりも数値が減っていると、喘息や慢性閉塞性肺疾患の可能性があります。
1秒量 最初の1秒間に吐くことができた空気の量。平均値よりも少ない時は気管支が狭くなっている可能性があります。
1秒率 努力肺活量に対する1秒量の割合で、70%以上を正常としてそれ以下だと喘息や慢性閉塞性肺疾患の可能性があります。
肺拡散能 体の中に酸素を取り込む力をあらわす指標。数値が低いと肺線維症、間質性肺疾患の疑いがあります。

肺機能検査の流れ

ここからは肺機能検査の流れについて解説します。

1.検査前

肺機能検査は前日に食事や飲み物を制限する必要はありません。ただし、検査データに影響が出る可能性があるので、検査の1時間前には食事を済ませましょう。1時間前までであれば当日朝食を摂ることも可能です。

2.検査の流れ

ノーズクリップで鼻から空気が出入りしないようにします。マウスピースを咥えて、合図に従って呼吸をします。

静かな呼吸を数回に加えて、息を大きく吐き切る、大きく吸って大きく吐き出すなど、複数パターンの呼吸を指示されます。

ノーズクリップを使うので、鼻で呼吸をできずに苦しいと思われるかもしれませんし、マウスピースを咥えて指示に従って呼吸をしなければいけないので、少し我慢が必要な検査と言えます。

3.検査後

肺機能検査によって、肺活量や努力肺活量、1秒量、1秒率や残気量といったデータがわかります。肺活量が少なかったり、1秒率が低かったりした場合には肺機能の低下が疑われ、精密検査を受診する必要が出てきます。たとえば、肺活量が低下している場合は、肺炎や胸郭異常、1秒率の低下は肺気腫や喘息などが疑われます。

指示通りに呼吸を行わないと本当は正常にもかかわらず異常な値が出る可能性もあるので、必ず指示に従いましょう。また、緊張していたり、不安を抱いたりしていると、呼吸が乱れる原因になります。なるべくリラックスして検査を受けるようにしましょう。

検査後は特に食事や飲酒、喫煙を制限する必要はありません。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

人間ドック専門クリニックだからこそ、効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現。   当日中に検査結果の説明や生活指導が受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。日本外科学会認定医、日本消化器外科学界認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
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