東京でおすすめの人間ドックを大解剖!【人間ドックペディア編集部】

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50代男性が受けたい人間ドック

50代男性は、仕事で要職に就いている人が多いでしょう。プライベートでは、子どもたちにお金のかかる時期です。万が一、病気に倒れでもすれば、残された大切な人たちは大変な思いを強いられることになります。

ところが50代は、さまざまな体調不良を実感する年代でもあります。それまでの良くはない生活習慣や遺伝、運動不足、加齢による変化が形に現れてくるわけです。事実、健康診断や人間ドックを受けると、約8割の方はどこかで異常が見つかります。人間ドックや健康診断を受けるだけではなく、必要な対策が本当に必要になり始めます。

健診受診率の低さ

本来であれば年に一度の特定(メタボ)健診、二年に一度のがん検診を受けているべき年代ですが、現実は特定健診で国民保険の方で3から4割、社会保険の方で7割程度です。

特定健診の受診率
参考:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000173093.pdf)
特定健診の受診率
参考:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000173093.pdf)

がん検診も以下のように5割に満たないのが現状です。

男女別がん検診受診率の推移
引用元:国立がん研究センター(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening_p01.html)
男女別がん検診受診率の推移
引用元:国立がん研究センター(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening_p01.html)

特定健診、がん検診ともに受診率は徐々に増えていますが、到底十分とは言えません。なぜ受診率が少ないのでしょうか。

特定健診は身体測定、視力、聴力、胸部レントゲン、採血、心電図が含まれ、通常は2時間程度で終了します。社会保険の方は検診車や指定の医療機関で、国民保険の方は地元の開業医で受けることが一般的です。

がん検診の重要性

がん検診は指定の医療機関や自治体のがん検診センターで受けることになります。男性は胃がん、肺がん、大腸がんの3つを受けますが、午前中の半日で終了します。

昨年頃より胃がん検診では胃カメラを選択できる自治体が増えてきました。早期胃がんの診断率はバリウム検査を大幅に上回ります。ヘリコバクターピロリ菌検出の検査を保険で同時にできるというメリットもあります。ピロリ菌が陽性であれば保険で除菌ができ、50代であれば9割の胃がん発症が予防できます。

検便での便潜血検査は大腸がんや大腸ポリープの診断に有効です。ポリープは前がん状態です。ポリープがあると便潜血は陽性になりやすいのですが、陽性の場合は大腸カメラの支持が出ます。大腸カメラでポリープを確認できればある程度の大きさなら切除します。これにより大腸がんの発症は9割予防できます。大腸がんをすでに発症していても数センチまではカメラで切除できるようになりましたから、開腹術が必要なくなり入院期間の短縮が図れます。この大腸ポリープができ始めるのが40代後半から50代なのです。50代は大腸がん予防を意識する年代でもあるわけです。

肺がんは胸部レントゲンで診断することが一般的です。しかし、レントゲンの肺がん診断率は低く、治癒できるうちに診断することは困難です。肺がんの最大の原因は喫煙で、40代から徐々に発症が増えてきます。喫煙本数×年数はブリンクマン係数といい、600を超えると肺がんの発症が急速に上昇します。50代がまさにこれに当たります。20代から一日に20本以上喫煙している方は、50代以降はできれば自費で低線量ヘリカル胸部CT検査を受けるのが望ましいと言えます。費用は1万から1万5千円ほどです。

50代男性に考えられる疾病のリスク

50代、身体の不調を感じている人は多いでしょう。若いころと身体は確実に変わってきています。仕事は多忙を極める一方、病気をしやすく、生命にかかわる大病に冒される人が急増する年代でもあります。

日本人の死因の1位はがんで、2位が心筋梗塞を含む心疾患、3位が脳卒中です。なお、介護が必要になる原因の第1位は脳卒中です。

参照元:厚生労働省 「死因分析」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/04.html

参照元:厚生労働省「要介護状態の原因となる疾病」
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1222-4d6.html

とくに50代からは、動脈硬化から生じる脳卒中や心筋梗塞に注意していく必要があります。動脈硬化は、加齢、生活習慣病、肥満、運動不足、アルコールのとりすぎや喫煙などによって、動脈が硬く細くなった状態です。血管の内腔が狭くなる箇所が生じるため、血流が滞り、高血圧の原因になることもあります。高血圧になると血管や心臓に与える負担はさらに大きくなります。

また、血の塊(血栓)が発生しやすく、血管をふさぎやすくなります。この血栓が心臓の細い血管を細くして起こるのが狭心症や心筋梗塞で、脳の血管をつまらせるのが脳梗塞です。なお、脳の血管が破けると脳出血になります。脳卒中とは、脳梗塞と脳出血をあわせた総称です。

心筋梗塞や脳卒中を防ぐには、血糖値に注目することも重要です。糖尿病の診断には空腹時血糖のみならずHbA1cにもご留意ください。糖尿病は放置すると血管の劣化を招いて動脈硬化を進行させます。しかも、神経や目や腎臓などに多くの障害を起こし、失明したり、腎機能の悪化によって透析が必要になったりする可能性が高くなります。最も動脈硬化を進める疾患です。また、免疫状態を悪くしますので、感染症やがんの発症も増加します。糖尿病の可能性があれば必ず治療を開始しましょう。放置するほど進行が早まってしまいます。

動脈硬化を進行させる原因には、コレステロールもあります。コレステロールは、善玉と呼ばれるHDLコレステロールと、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールのバランスが重要です。LDLは全身にコレステロールを運び、HDLは余分なコレステロールを回収する働きがあります。そのため、LDLが多すぎたり、HDLが少なすぎたりすると、血管にコレステロールがたまり、動脈硬化を進行させやすくなるのです。

がんの発症数が増えるのも40代から50代です。40代に以降に罹患率が上がるのは、胃がん、大腸がん、肺がんです。男性のがん死の死因の5割はこの3つのがんが占めます。

参照元:国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

しかしこれ以外に徐々に発症がふえるのが前立腺がんです。このがんは進行がゆるやかです。ただし、初期には自覚症状がほとんどありません。早期に発見できれば多くが治りますが、発見が遅れると、他のがんと同様に他臓器や骨に転移を起こし、治療が難しくなります。前立腺がんが進行すれば、尿が出にくい、排尿時に痛む、尿や精液に血液が混じるなどの症状が現れます。こうした自覚症状が出る前に発見するには、がん検診が重要です。PSAの測定で高い確率で早期診断ができますので健診に含まれていない場合は自費でお受けになることをお勧めします。費用は2000円ほどです。

他にも、あらゆるがんに共通するのは、早期に発見できれば治癒の可能性が高く、発見が遅れれば治療が困難になること。早期発見早期治療には、人間ドックの受診が欠かせないのです。

受けるべき検査項目や頻度とは?

まずは無料で受けることができる年に一度の特定(メタボ)健診、二年に一度のがん検診を受けましょう。人間ドックのメリットの一つは特定健診とがん検診を同時に半日で終了することです。費用を会社で負担する場合も増えてきました。

しかし、生活習慣病やがんが進行してからの治療は費用も時間も無駄に費やすことになります。生活の質(QOL)の維持は50代からの最大の課題です。

自費で受ける検査には以下のものがあります。

胸部CT

男性のがん死原因に一位は肺がんです。喫煙率が高いためです。胸部レントゲンでは早期診断は困難です。レントゲンで検診を受けていても肺がんが診断されたときには腫瘍が大きくなっていたり他臓器に転移していて治療が後手に回ることが多いのです。

脳ドック

脳ドックでは頭部MRIとMRAの検査を行います。MRIは大きな磁石による強い磁場と電波を使って画像を撮影する検査です。MRIはCT検査より解像度が高く、細かい病変まで観察できます。また、骨や空気による画像への影響がないため、頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの小さな病変の診断に適しています。MRAは同じ機器を使って、脳の血管のみを観察する検査です。血管が狭くなっている部分や閉塞している部分、動脈瘤などを探すことができます。頭部MRIとMRAの検査によって、頭部CTよりさらに詳細な頭部の情報を得ることができます。とくに死につながるくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の診断や、微細な脳梗塞の診断に有用です。

これまでは費用が高額でしたが、リーズナブルな施設も増えてきています。

腫瘍マーカー

腫瘍とは、体内の細胞が加齢や発がん物質、遺伝子異常をきたし無秩序に増殖するものです。良性と悪性があり、がんは悪性の腫瘍です。腫瘍が増殖すると、細胞に含まれる物質が血液中に分泌されることがあります。この血液中に見られる物質が「腫瘍マーカー」です。腫瘍マーカーには数十種類があり、特定のがんに反応するものと、いくつかのがんに反応するものがあるため、複数の種類を組み合わせて検査されます。

ただ、腫瘍マーカーが高くてもがんとは言えないことや、がんが進行しないと検出されないことが多いのです。したがって、がんのふるいわけ(スクリーニング)として行われることが多く、人間ドックではほかの検査とあわせて補助的に利用することになります。男性ではCEA、CA-19-9、AFP、PSAを受けることが一般的です。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

人間ドック専門クリニックだからこそ、効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現。   当日中に検査結果の説明や生活指導が受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。日本外科学会認定医、日本消化器外科学界認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
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