東京でおすすめの人間ドックを大解剖!【人間ドックペディア編集部】

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40代男性が受けたい人間ドック

「責任世代」と呼ばれる40代。仕事では中間管理職につき、上司と部下のはざまでストレスも大きく、家庭では子どもに多額の学費が必要となる。公私ともに責任の重さを肩にずっしりと感じる世代です。そんな重圧からストレス解消で、飲むこと食べることが過度になりがちな世代ともいえるでしょう。しかし、身体は若いころとは確実に違ってきます。エネルギー代謝は落ち、内臓脂肪がつきやすくなります。内臓諸器官には老化が見え始め、病気がおこりやすい状態に移行するのが、40代です。しかし今、万が一のことがあったら、仕事はどうなるでしょう。家族を守る世代なのですから。

身体に深刻な異常が現れてからでは、多くの場合、治療は困難になります。就業していて発がんした場合、4割の方が離職しています。その多くは進行がんの場合です。けれども、早期に発見できれば、離職せず短期間で復職できます。人間ドックは、自分の身体だけではなく、大切な仕事と家族を守るために必要な検査なのです。

40代男性に考えられる疾病のリスク

40代で気になるがんの種類

40代になると、発症率が徐々に増えるのが、胃がん、大腸がん、肺がんなどのがんです。

「がんになってしまった」という声をまわりでたびたび聞くようになり、「自分は大丈夫だろうか」と心配になってくる人も多いでしょう。実際、これらのがんは、40代になると30代のころより罹患者が3~4倍も多くなります。

参照元:(PDF)国立がん研究センター がん情報サービス「がんの統計 14」[pdf]
https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/2014/cancer_statistics_2014_fig_J.pdf

ただ、いずれのがんも早期発見できれば、5年生存率が大幅に高くなります。5年生存率とは、病気と診断されてから5年後に生存している患者の比率を示した数字のこと。簡単にいえば、がんと診断された際に、治療でどのくらい生命を救えるのかを示した指標と説明できるでしょう。100%に近いほど治療の効果が高く、0%に近づくにつれ治療の効果を得にくく難しい状態であることを表します。

早期発見できた場合、胃がんでは97%以上、大腸がんでは90%以上の5年生存率を示します。肺がんは治療の難しい病気と知られていますが、早期発見の場合ならば、80%以上の数値を表します。ところが、発見が遅れると、いずれも数値はゼロにどんどん近づいてしまうのです。

がん種類別5年生存率のグラフ
胃・大腸・肝臓・肺/気管・女性乳房
引用元:国立がん研究センター
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0912/index.html)
がん種類別5年生存率のグラフ2
食道・膵臓・前立腺・子宮頚部・子宮内膜・膀胱
引用元:国立がん研究センター
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0912/index.html)
がん種類別5年生存率のグラフ
胃・大腸・肝臓・肺/気管・女性乳房
引用元:国立がん研究センター
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0912/index.html)
がん種類別5年生存率のグラフ2
食道・膵臓・前立腺・子宮頚部・子宮内膜・膀胱
引用元:国立がん研究センター
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0912/index.html)

著名人ががんにかかった事例

落語家の三遊亭円楽さんや俳優の中村獅童さんが初期の肺がんであることを公表し、短期間で復帰されたことは記憶に新しいところです。肺がんは致死率の高い病気だからこそ、早期発見がいかに重要か世間に広く知らせてくれた出来事でした。

一方、プロ格闘家の山本KID徳郁さんは41歳の若さで胃がんのために亡くなりました。胃がんは、がんのなかでもとくに5年生存率が高く、前述したように早期発見できれば97%以上の人が助かります。

円楽さんとKIDさんの状況を短絡的に比較することなどできませんが、2人の未来を強く決定づけたものといえば、「検査によって早期発見できたかどうか」にあるといっても過言ではないでしょう。

40代で増える病気はがんだけではありません。がんと合わせ、糖尿病、メタボリックシンドロームによる心筋梗塞、脳卒中は日本人に多い四大疾病といわれます。

参考:厚生労働省「死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html

このいずれもが40代から発症率が高くなります。発症すれば、寿命を縮めかねない病気です。

ところがこれらの病気は、初期の状態では自覚症状が現れにくいのです。反対に自覚症状が現れたときには、病状が進行しているケースがほとんどです。こうなると、治療はどんどん難しくなります。

肥満によるリスクと人間ドックを受けるべき理由

なお、四大疾病のがん以外の最大のリスクファクターは、肥満です。40歳になると、特定検診・特定保健指導(メタボ検診とも)を受けることが義務づけられます。この検査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満、メタボとも)の人や予備軍を減らすことを目的としています。メタボが四大疾病の発症率を高めるためです。30代までは「たかが肥満」と軽くいっていられた状態が、40代を過ぎると命とりになりかねなくなるのです。

40代男性は、身体の衰えを感じる一方で、まだまだ若いと慢心しやすい年代。しかし、「自分は大丈夫」「忙しくて検査に行っている暇などない」という慢心が、大病を遠ざけるチャンスを失わせます。反対に、きちんと人間ドックを受けるだけで、ビジネスパーソンとしても、夫や父親としても、はたせる役割は大きいのです。とくに40代になったら、病気が生じやすい年代に入ったことを意識し、年に1度は人間ドックを受けることをおすすめします。

人間ドックは通常、特定検診とがんドックを同時に行います。2つの検査を別々に受ければ、最低でも2日間は休みをとる必要があります。しかし、人間ドックならば1日ですみますし、医療機関によっては半日で終わるところもあります。忙しさを理由にするのではなく、効率よく検査を受けることを考えてみましょう。

受けるべき検査項目や頻度とは?

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

上部消化管とは、食道と胃、十二指腸をさします。「胃カメラ」と一般に呼ばれるこの検査では、胃がんや食道がん、咽頭がんなどをみていきます。口もしくは鼻から内視鏡を挿入し、上部消化管に異変がないか調べます。先端に内蔵されているビデオカメラで撮影した画像をモニタで観察します。検査の時間は約10分程度です。口から挿入する胃カメラは吐き気をともなうため敬遠されがちでしたが、鼻から挿入する経鼻内視鏡ならば嗚咽感も少なく、声も出せるので、検査中のコミュニケーションも可能です。また、最近市販されたばかりのレーザー経鼻胃カメラは高性能の胃カメラで、胃がんや食道がんをより早期に診断し、胃がんの原因菌となるヘリコバクターピロリによって引き起こされる萎縮性胃炎も正確に診断できます。

胃カメラを受けると保険診療でヘリコバクターピロリ菌の検査を受けることができ、陽性の場合はさらに保険診療で除菌をする対象になります。

胃がんや食道がん、咽頭がんなども早期発見できれば、予後のよい病気です。定期的な受診をおすすめします。

CT(コンピューター断層撮影)検査

CT検査は、X線を使って人体の輪切り画像を撮影して、コンピューターを使って体の内部を画像化する構造です。人体を輪切りの状態で撮影していくため、非常に小さな病変を見つけることができます。体内のさまざまな病巣を発見できますし、心臓や大動脈、気管支や肺などの胸部、肝臓、腎臓などの検査にはとくに優れています。

40代でとくに受けたいのは、胸部CTです。がん死の原因の第一位は肺がんで、年間7万人が命を落としています。自治体が行う肺がん検診では、胸部X線検査(レントゲン検査)が採用されています。

参照元:国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

また、心臓周辺から腹部にかけての動脈硬化を診断できます。動脈硬化とは、文字どおり動脈が硬くなって、しなやかさが失われる状態です。動脈が硬くなると、血液をうまく送りだせなくなり心臓に負担をかけます。また、血管の内壁が傷つきやすく、血栓(血の塊)ができやすくなります。この血栓が心臓でつまると心筋梗塞、脳でつまると脳梗塞になります。動脈硬化が生じていないかを定期的に調べておくことも40代になったら大事です。

腹部エコー(超音波検査)

超音波とは、人間の耳には聞こえない高い振動数の音波のこと。この超音波を対象物にあてて、その反響を映像にする画像検査法をエコー(超音波検査)といいます。腹部エコーでは、肝臓や胆のう、膵臓、腎臓、脾臓など腹部に位置する臓器や、下腹部にある膀胱や前立腺などの臓器に病変がないかを調べます。

膵臓や肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状のないまま病気が進みやすい臓器です。だからこそ、40歳を過ぎたら年に1度は腹部エコーを受ける必要があります。

なお、「腹部エコーを受ければ胃カメラは必要ないのではないか」という疑問を持つ人がいます。腹部エコーで診る臓器は肝臓、脾臓、腎臓などの固形臓器です。

一方、食道や胃、十二指腸など、管状や袋状の臓器はエコーには適さず、胃カメラでなければ診られません。いずれも腹部に位置する臓器ですが、検査法によって得意とする臓器は違ってくるということです。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

人間ドック専門クリニックだからこそ、効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現。   当日中に検査結果の説明や生活指導が受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。日本外科学会認定医、日本消化器外科学界認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
電話番号:03-5855-0590