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妊娠中でも人間ドックは受けられるの?

ここでは、妊娠中に人間ドックを受けることの可否、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。ホルモンバランスの変化により、さまざまな体調の変化を自覚する妊娠中。ご自身のためはもとより、お腹の中の赤ちゃんのためにも、人間ドックで体の状態を診てもらいたいと思うのは当然のことです。

そもそも妊娠中に人間ドックを受けても良いのか?

結論から言うと、妊娠中に人間ドックを受けることは推奨されません。

もちろん、「妊娠中は人間ドックを受けてはならない」という法令があるわけではありません。よって、本人が強く希望すれば、妊娠中とは言え人間ドックを受けることができる、という理屈にもなります。

しかし実際には、妊娠中の人間ドックの受診について、一部の検査項目を断っている医療機関がほとんど。医療現場では、妊娠中の人間ドック受診は好ましくないと考えています。

妊娠が判明した方だけではなく、妊娠の可能性がある方(妊活中の方や、心当たりのある方)に対しても、医療機関の見解は同様です。

妊娠中の人間ドックが推奨されない具体的な理由

妊娠中の人間ドックが推奨されない主な理由を見てみましょう。

  • 胎児が放射線被ばくする恐れがあるから

    人間ドックの一連の検査の中には、放射線被ばくをともなうものがあります。具体的には、胸部レントゲン、胃部レントゲン(バリウム)、CT検査、骨密度検査、マンモグラフィなどです。

    体への影響が軽微なレベルでの放射線ですが、体が未完成な胎児には、いかに軽微な放射線とは言え、何らかの影響が及ぶ恐れがあるかも知れません。特に妊娠4~8週目における放射能被ばくは、胎児への影響が強いとも言われています。

    よって、ほぼ国内のほぼすべての人間ドッククリニックにおいて、妊娠中の方に対する放射線検査は行われていません。

  • 母体へのストレスが胎児に悪影響を与える恐れがあるから

    放射線をともなわない検査であっても、医療機関という非日常的な空間で人間ドックを受けることには、少なからずストレスがともないます。心電図検査や聴力検査、血液検査などの放射線被ばくの恐れがない検査に対しても、人によっては強いストレスを感じることがあるでしょう。

    現に、自宅での血圧測定と医療機関での血圧測定とを比較すると、大半の人において、後者のほうが高い数値を示します。ストレスが原因です。

    妊娠中の体にストレスは好ましくありません。よって、たとえ放射線被ばくをともなわない検査でも、医療機関によっては検査を行っていないことがあります。

  • 血液検査の数値が正確に測定されない可能性があるから

    妊娠中に血液検査を受けると、たとえ数値に異常が見られなくとも、基準値外の数値が現れる場合があります(白血球や血中脂質など)。

    よって、体の状態を正確に診断することができないとの理由で、妊娠中の血液検査を推奨していない医療機関もあります。

妊娠中に人間ドックを受けることのメリット・デメリット

胎児の安全のため、また正確な診断を行うためには、妊娠中に人間ドックを受けることは好ましくありません。ただし、妊娠中でも人間ドックを受けることのメリットはあります。妊娠中の人間ドックのメリット・デメリットを見てみましょう。

妊娠中に人間ドックを受けることのメリット

  • がんや血管系障害の早期発見につながる

    妊娠中であろうとなかろうどう、人間ドックや脳ドックを受けることで、がんや血管系障害の早期発見につながります。母体の健康状態を把握できるという点は、人間ドックを受けるメリットとなるでしょう。

  • 生活習慣病の早期発見につながる

    血液検査等を通じ、生活習慣病の早期発見につながります。妊娠中における適正な体重管理にも、人間ドックの検査結果は役に立つことでしょう。

妊娠中に人間ドックを受けることのデメリット

  • 胎児への悪影響が懸念される

    上述のとおり、人間ドックを通じて胎児に放射線被ばくのリスクが生じます。

  • 検査数値が正確とは限らない

    上述のとおり、血液検査などの数値が正確ではないことがあります。

出産直後なら人間ドックを受けても良いのか?

出産直後であっても、人間ドックの検査を一部制限している医療機関が大半です。授乳中のマンモグラフィについては、ほぼ全ての医療機関で受けることができません。

授乳中にマンモグラフィを受けられない理由

  • 正確な診断ができないため

    授乳中は乳腺が発達しているため、マンモグラフィの映像が全体的に白く映ります。画像の正確な読影が困難となるため、授乳中の方はマンモグラフィを断られる例が大半です。

  • 検査に痛みをともなうため

    乳腺が発達した状態でマンモグラフィを受けた場合、検査自体にやや強い痛みをともないます。よって多くの医療機関では、授乳中のマンモグラフィを推奨していません。

授乳中のマンモグラフィは受けることができなくとも、超音波検査であれば問題なく受けることができます。ただし授乳中や断乳間もない場合には、通常時よりも検査精度が下がると言われているので、一般には超音波検査も推奨されていません。

【参考】妊娠中・授乳中に受けられない検査項目

人間ドックや婦人科ドックで行われている主な検査項目の中から、妊娠中や授乳中の方が受けられる項目、受けられない項目について表にまとめました。

妊娠中 妊娠の可能性あり 授乳中
胸部X線検査 × ×
胃部X線検査 × ×
胃部内視鏡検査 × × ×
マンモグラフィ検査 × × ×
乳房超音波検査 × × ×
乳房視触診 × × ×
子宮頸部細胞診 × ×

(○:受けられる ×:受けられない)
胃部X線検査後に服用する下剤の影響により、ごくまれに赤ちゃんが下痢を起こすことがあります。

繰り返しますが、妊娠中・授乳中の人間ドックの受診について、何らかの法的な規定があるわけではありません。よって、各検査項目の受診可否については、医療機関の判断により異なります。詳細は医療機関にて確認してください。

表の参照元:メディックス広島検診センター「よくあるご質問」(筆者編集)(https://www.mdx-h.or.jp/61