東京でおすすめの人間ドックを大解剖!【人間ドックペディア編集部】

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50代女性が受けたい人間ドック

女性の健康には、エストロゲンという女性ホルモンが重要な役割を担っています。ところが、50歳前後の閉経を機に、エストロゲンの分泌量は著しく減少します。この閉経の前後をあわせた約10年を更年期といいます。この時期、顔のほてりやのぼせ、発汗、動悸、頭痛、不眠などさまざまな症状が現れやすくなります。

この更年期の時期に生活習慣病は発症してくるのが、女性の特徴です。40代までは肥満があっても特定健診では異常を指摘されにくいのである意味油断してしまう方が少なくありません。50代で血圧やコレステロールがいきなり異常データとなって驚く方が多いのです。

また、骨粗しょう症も起こりやすくなります。エストロゲンには骨の形成をうながし、骨の吸収を抑える働きがあるためです。エストロゲンが減少すれば、骨密度が低下し、骨の質も衰えてもろくなり、骨折しやすくなるのです。この骨が劣化することを骨粗しょう症と呼びます。

女性は50代になると、がん・脳卒中・心臓病という3大疾病を発症する確率がいっきに高まります。40代までは3大疾病の発症は男性のほうが多いのですが、更年期以降は女性も発症率が急激に高まるのです。

低い健診受診率

しかしながら、本来であれば年に一度の特定(メタボ)健診、二年に一度のがん検診を受けているべき年代ですが、現実は特定健診で国民保険の方で3から4割、社会保険の方で7割程度です。

特定健診の受診率
参考:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000173093.pdf)
特定健診の受診率
参考:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000173093.pdf)

がん検診も以下のように5割に満たないのが現状です。

男女別がん検診受診率の推移
引用元:国立がん研究センター(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening_p01.html)
男女別がん検診受診率の推移
引用元:国立がん研究センター(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening_p01.html)

特定健診、がん検診ともに受診率は徐々に増えていますが、到底十分とは言えません。なぜ受診率が少ないのでしょうか。

特定健診は身体測定、視力、聴力、胸部レントゲン、採血、心電図が含まれ、通常は2時間程度で終了します。社会保険の方は検診車や指定の医療機関で、国民保険の方は地元の開業医で受けることが一般的です。

がん検診の重要性

がん検診は指定の医療機関や自治体のがん検診センターで受けることになります。女性は胃がん、肺がん、大腸がんの以外に乳がん、子宮がんと合わせて5つを受けます。男性より検査が多く受診が数か所で行うことが多いので受診率が低いことが問題です。

昨年頃より胃がん検診では胃カメラを選択できる自治体が増えてきました。早期胃がんの診断率はバリウム検査を大幅に上回ります。ヘリコバクターピロリ菌検出の検査を保険で同時にできるというメリットもあります。ピロリ菌が陽性であれば保険で除菌ができ、50代であれば9割の胃がん発症が予防できます。

検便での便潜血検査は大腸がんや大腸ポリープの診断に有効です。ポリープは前がん状態です。ポリープがあると便潜血は陽性になりやすいのですが、陽性の場合は大腸カメラの支持が出ます。大腸カメラでポリープを確認できればある程度の大きさなら切除します。これにより大腸がんの発症は9割予防できます。大腸がんをすでに発症していても数センチまではカメラで切除できるようになりましたから、開腹術が必要なくなり入院期間の短縮が図れます。この大腸ポリープができ始めるのが40代後半から50代なのです。50代は大腸がん予防を意識する年代でもあるわけです。

女性特有のがんでは、乳がんがピークを迎えて発症率が横ばいになります。子宮頸がんの発症率は減りますが、一方で子宮体がんの発症率が高まります。子宮頸がんは自覚症状がほとんどないのに対し、子宮体がんの場合、月経周期とは関係なく、不正な性器出血が見らえることがよくあります。「おかしいな」と思ったら、すぐに婦人科を受診することです。

乳がん・子宮頸がん発症率
引用元:メディックス広島健診センター(http://www.mdx-h.or.jp/mamo/index.html)
乳がん・子宮頸がん発症率
引用元:メディックス広島健診センター(http://www.mdx-h.or.jp/mamo/index.html)

一方で、胃や大腸、肝臓などの消化器系のがんと肺がんの割合が増加します。女性の場合、がんによる死亡率が高い部位は、1位が大腸、2位が肺、3位がすい臓、4位が胃、5位が乳房となっています。

ですから、50代を過ぎた女性は、乳がんや子宮頸がん・体がんの検査を受けつつも、消化器と肺のがん検診も受けることが重要です。

加えて、生活習慣病の検査も忘れずに受けましょう。40歳以上の人は「特定健康診査」を年に一度受けることが義務づけられています。この検査は「メタボ健診」とも呼ばれます。メタボとは、メタボリックシンドロームの略。内臓脂肪が多くて、糖尿病などの生活習慣病を起こしやすく、脳卒中や心臓病になりやすい状態のことをいいます。

脳卒中には、血の塊が脳の血管をふさいでしまう脳梗塞と、脳の血管が破ける脳出血があります。心臓病には、狭心症や不整脈、心筋梗塞などがあります。いずれも死と隣り合わせの疾患です。処置が早ければ一命をとりとめることができますが、重篤な障害を残す可能性も高くなります。

これらの疾患の始まりにメタボがあります。50代になると、女性も内臓に脂肪がつきやすくなります。そのため、メタボ健診を受け、生活習慣病の予防を行うことが、これからの100年時代を健康に若々しく生きるためには、とても大切になるのです。

ただ、がん検診もそれぞれの部位を受け、メタボ健診も受けるとなると、年に何度も検査を受けに出かけなければいけません。一方、人間ドックは、メタボ健診とがんドックを同時に行うものです。医療機関によっては半日で終わり、その日のうちに結果のでるところもあります。大切な時間を効率的に使うことができるのも、人間ドックの大きなメリットの一つです。

受けるべき検査項目や頻度とは?

まずは無料で受けることができる年に一度の特定(メタボ)健診、二年に一度のがん検診を受けましょう。健診を受けない理由の一番はめんどくさいからというものです。

人間ドックのメリットの一つは特定健診とがん検診を同時に半日で終了することです。費用を会社で負担する場合も増えてきました。

生活習慣病やがんが進行してからの治療は費用も時間も無駄に費やすことになります。生活の質(QOL)の維持は50代からの最大の課題です。面倒と思わず、自身の病気リスクを知るためにも正しい検査を受ける必要があります。

胸部CT

女性の喫煙率は低く、肺がんの発症は男性の半分以下です。ただ配偶者がヘビースモーカーで長年受動喫煙をしている場合はリスクが増大します。胸部レントゲンでは早期診断は困難です。

ある研究では50歳以上での毎年の胸部CT検査を受けたグループは死亡率が5割減っていました。受動喫煙の期間が長い場合は女性でも胸部CTを受けるのが望ましいと言えます。

脳ドック

脳ドックでは頭部MRIとMRAの検査を行います。MRIは大きな磁石による強い磁場と電波を使って画像を撮影する検査です。MRIはCT検査より解像度が高く、細かい病変まで観察できます。また、骨や空気による画像への影響がないため、頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの小さな病変の診断に適しています。MRAは同じ機器を使って、脳の血管のみを観察する検査です。血管が狭くなっている部分や閉塞している部分、動脈瘤などを探すことができます。頭部MRIとMRAの検査によって、頭部CTよりさらに詳細な頭部の情報を得ることができます。とくに死につながるくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の診断や、微細な脳梗塞の診断に有用です。

これまでは費用が高額でしたが、リーズナブルな施設も増えてきています。

腫瘍マーカー

腫瘍とは、体内の細胞が加齢や発がん物質、遺伝子異常をきたし無秩序に増殖するものです。良性と悪性があり、がんは悪性の腫瘍です。腫瘍が増殖すると、細胞に含まれる物質が血液中に分泌されることがあります。この血液中に見られる物質が「腫瘍マーカー」です。腫瘍マーカーには数十種類があり、特定のがんに反応するものと、いくつかのがんに反応するものがあるため、複数の種類を組み合わせて検査されます。

ただ、腫瘍マーカーが高くてもがんとは言えないことや、がんが進行しないと検出されないことが多いのです。したがって、がんのふるいわけ(スクリーニング)として行われることが多く、人間ドックではほかの検査とあわせて補助的に利用することになります。

女性ではCEA、CA-19-9、AFP、CA125を受けることが一般的です。

骨密度

骨粗鬆症が問題になるのはほとんどが女性です。5年に一度は骨密度の測定をしておくとよいでしょう。検査方法にもよりますが4千円前後で受けることができます。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック

人間ドック専門クリニックだからこそ、効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現。   当日中に検査結果の説明や生活指導が受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。日本外科学会認定医、日本消化器外科学界認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
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