口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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人間ドックで行われる検査から人間ドックでわかる症状まで徹底的に解説。
公開日: |更新日:
新潟大学医学部卒業。平成15年に人間ドックの専門クリニック、東京人間ドッククリニックを開院しました。
東京大学医科学研究所などでがん遺伝子治療、がん免疫治療の研究と消化器疾患・がんの手術や治療に従事し、多くの実績を持つ医師です。海外在住の患者もわざわざ来日して受診するほど、技術には定評があります。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。
検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
クリニック所在地:東京都荒川区東尾久1-30-8
問い合わせ先:03-5855-0590
東京で人間ドックを受けられるクリニックは200を超える
検査項目やオプションが多くて複雑な人間ドック。大手ポータルサイトに掲載されているクリニックだけでも、その数は200を超えます。クリニック数もコース数も多く、どれを選べばよいか分からないですよね。人間ドックはクリニックによって検査項目や方法、時間などが大きく異なります。価格にもバラつきがありますが、価格は検査項目の数や種類によって異なります。せっかく人間ドックを受診するなら、人間ドックについての知識を深めた上で選びましょう。
多くの人が安さや補助金の有無、所要時間をポイントにして人間ドックを選んでいます。しかし、本当に大切なのは検査項目なのです。
自分に合った検査項目を
選ぶべき
人間ドックのコースや検査項目はクリニックによって千差万別。価格にもバラつきがありますが、 価格は検査項目の数や種類によって異なります。受診前に、自分がどの検査を受けるべきなのかを把握しておきましょう。
受診しやすさも大切
人間ドックは平日で対応していることが多く、仕事などで都合がつかない方もいるでしょう。そのため、土日対応OKや午後からの対応が可能な人間ドックを選ぶのがおすすめ。仕事を休む必要もなく、午後からの受診であれば余裕をもって検査に臨めます。
オプションや生活指導で
自分だけの人間ドックを
たとえば「基本項目に加えて、気になる部分もしっかりチェックしたい」という場合は基本メニューにオプション検査をつけるのがおすすめ。オプション検査が豊富なクリニックなら、一項目から希望する検査を選べます。また、検査結果をもとにした生活指導などのアフターフォローも大切。自分だけの人間ドックを受けられるよう、人間ドック選びは慎重に行いましょう。
【検査項目リスト】
繰り返しになりますが、人間ドックはクリニックによって行っている検査がそれぞれ異なります。 どんな検査があって、どんな流れで行い、どんな病気を見つけられるのかを1つ1つ把握しておくことが大切です。
自分の生活習慣から、病気のリスクと受診するべき検査項目を把握しておきましょう。下のボタンで当てはまるものをクリックしていくと、おすすめの検査項目が表示されます。
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チェックして下さい
男性20代 チェックが少ないあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
男性20代 チェックが多かったあなたは
偏った食生活は胃がんのリスクを高めます。20代のうちにピロリ菌を除去しておけば胃がんのリスクを抑えることができます。早めに胃カメラ検査を受けましょう。
男性30代 チェックがなかったあなたは
チェックが入っていなかったとしても、年を追うごとに病気のリスクは高まっていくもの。適度な運動と規則正しい食生活を意識しつつ、気になる方は早めの診断を受けましょう。
男性30代 喫煙者のあなたは
男性30代 お酒好きなあなたは
過剰なアルコール摂取は肝臓へ負担をかけます。休肝日を設けつつ、気になる方は早めの人間ドック受診を。エコー検査では内臓の状況が把握できます。
男性30代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
男性30代 食生活が乱れがちなあなたは
男性30代 食欲旺盛なあなたは
炭水化物の摂取は血糖値が上がりやすく、不規則な生活習慣が重なるとインスリンの分泌が遅くなるなどして糖尿病のリスクが高まります。食生活を見直しつつ、人間ドックなどで早めに状態を確認しましょう。
男性40代 チェック0だったあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
男性40代 喫煙者のあなたは
男性40代 お酒好きなあなたは
過剰なアルコール摂取は肝臓へ負担をかけます。休肝日を設けつつ、気になる方は早めの人間ドック受診を。エコー検査では内臓の状況が把握できます。
男性40代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
男性40代 食生活が乱れがちなあなたは
男性40代 食欲旺盛なあなたは
炭水化物の摂取は血糖値が上がりやすく、不規則な生活習慣が重なるとインスリンの分泌が遅くなるなどして糖尿病のリスクが高まります。食生活を見直しつつ、人間ドックなどで早めに状態を確認しましょう。
男性50代 チェック0だったあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
男性50代 喫煙者のあなたは
男性50代 お酒好きなあなたは
過剰なアルコール摂取は肝臓へ負担をかけます。休肝日を設けつつ、気になる方は早めの人間ドック受診を。エコー検査では内臓の状況が把握できます。
男性50代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
男性50代 食生活が乱れがちなあなたは
男性50代 食欲旺盛なあなたは
炭水化物の摂取は血糖値が上がりやすく、不規則な生活習慣が重なるとインスリンの分泌が遅くなるなどして糖尿病のリスクが高まります。食生活を見直しつつ、人間ドックなどで早めに状態を確認しましょう。
男性60代 喫煙者のあなたは
男性60代 お酒好きなあなたは
不適切な飲酒は高血圧をはじめとしたさまざまな生活習慣病のリスクを高めます。お酒は量を決めて飲みつつ、人間ドックでリスクに備えたいところです。
男性60代 全般
女性20代 チェックが少なかったあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
女性20代 喫煙者で生活習慣が乱れがちなあなたは
女性20代 チェック2~5個のあなたは
子宮頸がんのリスクが高まるのは20代から。人間ドックに限らず、婦人科健診などを早めに受診しましょう。子宮頸がんを判断するには、PET検査が用いられます。
最初からやり直す
女性30代 チェック0個のあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
女性30代 喫煙者のあなたは
女性30代 食欲旺盛なあなたは
炭水化物の摂取は血糖値が上がりやすく、不規則な生活習慣が重なるとインスリンの分泌が遅くなるなどして糖尿病のリスクが高まります。食生活を見直しつつ、人間ドックなどで早めに状態を確認しましょう。
女性30代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
女性30代 全般
女性40代 チェック0個のあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
女性40代 喫煙者のあなたは
女性40代 食欲旺盛なあなたは
炭水化物の摂取は血糖値が上がりやすく、不規則な生活習慣が重なるとインスリンの分泌が遅くなるなどして糖尿病のリスクが高まります。食生活を見直しつつ、人間ドックなどで早めに状態を確認しましょう。
女性40代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
女性40代 全般
女性50代 0個チェックのあなたは
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
女性50代 喫煙者のあなたは
女性50代 塩分摂取量が多いあなたは
塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めます。高血圧を放置すると動脈硬化や脳梗塞といった合併症を引き起こすことも。高血圧は血圧測定や心電図検査などで分かります。
女性50代 全般
女性50代 不摂生のあなたは
女性60代 喫煙者のあなたは
女性60代 食生活が乱れがちなあなたは
女性60代 全般
緊急性は低いです。ただ、どんな病気もいつやって来るかは分かりません。人間ドックではなくとも、健診などを定期的に受けることをご検討ください。
2017年の地域がん登録全国合計によるがん罹患データによると、生涯でがんに羅患する確率は男性で62%、女性で47%。誰でもなりうる病気です。
がんの罹患率が低いからと言って安心してはいけません。生活習慣病による疾病リスクが非常に高いのです。
がん罹患率は50歳を超えると倍以上に。20~30代の女性は子宮頸がん、40代は乳がんの発症リスクがピークを迎えます。罹患しないために早期に検査することが重要です。
胃がんの原因になるピロリ菌を若いうちに除去しておくことで、がん罹患リスクを減らすことができます。20代までに胃のピロリ菌を除菌しておけば、高い確率で胃がんを防ぐことができます。
引用元:NPO法人二十歳のピロリ菌チェックを推進する会
http://hatapy.org/about/
人間ドックを受診し、自分の体の状態やがんのリスクについて知っておくことで、早めの対策を講じることができます。人間ドックの受診タイミングに早すぎるということはありません。
健康に対する関心が高まる昨今、人間ドックに対する関心も集まっています。厚生労働省が行った調査(平成19年)によると、20歳以上の方の人間ドック受診経験者は約62%。 2人に1人は人間ドックを受けていることになります。特に疾患リスクが高まる45歳からは約69%と受診率も高まるのです。 また、「人間ドックを受けてみたい」という意向がある人は、疾病リスクが比較的低い20-35歳でも約56%という結果が出ています。
参照元:厚生労働省健診「(健康診断や健康診査)や人間ドック等の受診状況」
がんや生活習慣病は重大な結果になりがちな病気ですが、初期に治療を行えば間に合うこともあります。 しかし、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。たとえば胃がんでしたら腹痛や下痢、嘔吐などの症状がありますが、一時的な不調と勘違いし見逃されがち。 がんや生活習慣病を発見するには人間ドックのような精密検査が重要。人間ドックを受けることで、早めの対策を講じることが可能になります。
予約
コースと予定日時を決めてクリニックに予約を入れます。HPで事前に空いている時間を確認できる場合もありますが、 不明な場合は電話で問い合わせてみるのがベストです。
検査前日
検査によっては食事制限や飲酒、喫煙の制限がありますので、指示に従います。 万が一食事をしてしまったなど、指示を守れなかった場合は正直に伝えるようにしましょう。
当日検査前
受付をした後検査までは控室でリラックスして待ちます。クリニックによっては、雑誌なども読むことができます。
身体測定
まずは血圧や身長、体重などの基本的な各種身体測定を行います。こうしたデータも病気のリスクを診断する上では重要です。
各検査
内臓の状態を詳細に調べられる胸部レントゲン検査や超音波検査、胃カメラ、CTなどの検査を行います。
結果説明
検査の結果が郵送などでわかります。クリニックによっては当日説明してくれることもあります。
1日がかりというイメージがある人間ドックですが、東京人間ドッククリニックでは平均滞在時間が90分程度で、フルコースのメニューでも、2時間半で終了。さらに、オプション扱いになっていることが多いCTや胃カメラも標準コースに含まれています。 また、人間ドックは受けっぱなしではなく、結果をもとに生活習慣を改善することが肝心。 東京人間ドッククリニックでは当日のうちに結果の説明があり、生活習慣の改善指導をしてくれます。
2021年5月現在、新型コロナウイルス抗体検査も実施しています。(保険適用外の検査になります。)
クリニック所在地:東京都荒川区東尾久1-30-8
問い合わせ先:03-5855-0590
具体的な人間ドックの流れとして、本サイトの監修を務めてくださっている「東京人間ドッククリニック」での人間ドックの流れをご紹介します。※混雑具合などにより、順番は変更になる可能性があります。
HPから予約をします。空き状況がカレンダーで確認できるので、予定が合うところに予約を入れます。予約フォームでは「お申し込み時間(30分刻み)」「お申し込みプラン」「お申し込み人数」「希望するオプション」を記入した上で、氏名や住所・電話番号といった基本情報を記入していきます。
予約が完了すると、記載の住所宛に必要な書類が送付されます。前日までの準備などが記載されています。必要なのは「問診表への記入」「前日指定の時間以降飲食しない(水はOK)」「検便の用意」です。検便に関しては、前日・前々日の分を用意する必要がありますので、注意事項を含めて目を通しておきましょう。
当日、時間の前には確認の電話が来ます。
クリニックに到着したら、受付で名前を伝えて事前に準備したものを渡しましょう。その後更衣室へ通されますので、そちらで検査着に着替えます。検査着に着替えたら、早速検査スタートです。
最初の部屋に入ると、以下のような手順で検査がスタートします。
一般的な健康診断などと同様の流れです。待ち時間などもなく、看護師さんの指示に従ってスムーズに検査が進行していきます。
次に行われるのは心電図検査と血管年齢検査です。ベッドに横になり、まずは心電図を測ります。一般的な健康診断と同じような検査です。
血管年齢検査については、心臓周辺、両手足と両手首に血圧計で使用するカフ(マジックテープがついている帯のようなもの)をはめて検査します。カフが膨らみ、各血管の流れを調べていきます。
次の部屋はレントゲン室ですが、まずは聴力検査をします。ヘッドホンを着用し、音が鳴ったらボタンを押すという一般的なものです。続いて腹囲測定。看護師さんによってメジャーで測定されます。
続いて、レントゲン準備としては撮影の手順と姿勢について説明がされます。レントゲンに関しては先生が撮影をするため、先生が到着するまでは一度外の待合スペースで待機する流れです。
レントゲンの先生が到着するまで、待合スペースで待機しながら胃カメラの準備を進めます。ここで行う準備としては、大きめのスポイト状のもので鼻に噴霧するものと、少量の白い液体を飲むというものです。
鼻に噴霧するものは粘膜保護を目的としており、鼻などを胃カメラが通過する際に粘膜を傷つけるのを防いでくれます。白い液体は、胃の中の泡立ちを抑えてカメラで見たときに中が見えやすいようにするものです。いずれも痛さやまずさを感じる人は少ないようです。
次にCTのある部屋に移動し、胸部CTとCTによる内臓脂肪測定を行います。寝台に仰向けになった状態での検査です。特に意識するポイントはなく、先生による機械の操作のみで完了します。
同じ部屋でエコー検査も行われます。エコー検査はジェルを塗ったプローブという機械を、腹部に当てるものです。部屋を暗くし、先生による解説などを挟みながら行われます。人によってはくすぐったいと感じることもあるようですが、肝臓や腎臓といった臓器をチェックするには欠かせない検査となっています。
続いての部屋に移動すると、まずは経鼻胃カメラに備えて局所麻酔を行う手筈となります。先の胃カメラ準備でも使用したスポイト状のもので、両方の鼻に麻酔を噴射していく流れです。鼻から喉に苦い液が落ちてくる感覚があり、苦みや痛みに近いものを感じる方もいるようです。麻酔はすぐに効き、麻酔後は唾をのみ込まず吐き出すように指示が出ます。(誤って気管に入ってしまうおそれがあるため)
その後寝台に横になり、胃カメラを鼻から挿入します。鼻の形によって苦しいと感じる方と、そうでない方がいらっしゃるようです。苦しい場合は口から入れることも選択できますので、無理をせずに伝えるようにしましょう。
検査中はモニターで胃カメラの映像を確認することができます。炎症や腫瘍などがある場合は先生が教えてくれますが、気になることがあれば聞いてみるようにしましょう。
胃カメラ検査が終わると、検査は一通り完了です。
検査が完了し、着替えが済むと最後は先生からの生活指導です。内容としては、当日の検査で分かる部分のフィードバックと、それに即した生活指導になります。
カウンセリングは、「この数値が悪いからこう直しなさい」ではなく、「今の生活のここを直すとこれだけ効果が出るよ」という指導が多いようで、受診する人にとっても今日から実行できそうと思える内容になっています。
詳しい検査結果は後日郵送されますが、当日に結果をもとにした生活指導が受けられるのは嬉しいですね。
人間ドックでは、生活習慣病のように自分自身では気づきにくい病気を早期に診断することができます。
高血圧、心臓病、糖尿病など詳細な検査を組み合わせることによってそれぞれのリスクと程度を判定し、生活の中で注意するべきポイントを抑えられるので、通常の健康診断から一歩踏み込んだ健康管理が可能。
病気が判明した場合は専門の医師の紹介や、人間ドックを実施している病院で二次検査や治療が受けられるなど、検査後の支援体制も整っています。
また、人間ドックでは血液検査・尿検査・内科診察のほかに、エコーやX線の検査も受けられます。
血管の詰まりが起きている箇所を早期に発見できるだけでなく、血液や尿の中に現れた問題を判断しながら総合的に問題を見極めていくことができます。
人間ドックは生活習慣病が現れやすくなる中高年期以降に適しており、病気予防や生活習慣の改善に役立ちます。
40代~50代は働き盛りの世代ですが、不規則な生活習慣や偏った食生活を続けていると、思わぬ病気を抱えてしまう可能性も。
職場や地域で健康診断が受けられない方や、詳しい検査で健康状態をチェックしたい方は人間ドックの受診をおすすめします。
もちろん40代以下の若い方や、60代以上の高齢者についても人間ドックの健康診断が重要な健康指標となります。
少しでも不安なことがあれば、かかりつけ医や普段通院している病院での診察に加えて、人間ドックも活用してください。
さまざまな病気の早期発見・治療へつながる人間ドックですが、人間ドックを受けられない場合もあります。
たとえば妊娠中の方はMRI検査やCT検査、エックス線検査、内視鏡検査、婦人科細胞診などは受けられません。
また、腸閉塞や人工透析中の方は胃部エックス線検査を受けられなかったり、心臓にペースメーカーや除細動器を埋め込んでいる方はMRI検査や胸部CT検査が適応不可となります。
そのほかにもインプラントやアートメイク、刺青なども検査項目によってはNGとなるため、検査を受けられるのか事前に確認しておきましょう。
人間ドックでは、検査を受けることで病気の早期発見・治療などさまざまなメリットを得られます。
しかし特に自覚症状がない場合、受診を後回しにしてしまうことも。時期などの状況によっては感染症などに罹るリスクを抑えようと「今受診するのは控えよう」と考える人もいるでしょう。
ただ、がんなどの病気では自覚症状に乏しいまま病気が進行している可能性もあります。そのため、受診を後回しにせず、感染症対策などを行ったうえで人間ドックを受けることが望ましいでしょう。
人間ドックは一般的な健康診断と同じく、予約から始まります。詳しく流れをみていきましょう。
※この流れは一般的な人間ドックのものです。クリニックによっては異なる箇所がありますので、詳細は受診されるクリニックにお問い合わせください。
人間ドックを実施している病院に健診の予約を行います。複数のコースが用意されている病院では、どのコースを受けたいか尋ねられます。
受診したいコースについて、空き状況を調べてから予約可能かどうかが伝えられます。
コースの予約後、患者カルテを作成するために個人情報、住所・氏名などを伝え、希望のオプション検査もあわせて申し込みます。
受診当日までに問診票や検体容器が病院から発送されるので、それを受け取って返信用封筒で返送するように指示されます。
予約したコースにしたがって、受診日の約2週間前~1週間前をめどに検査の注意事項を明記した案内書・検便や検尿のための検体容器・問診票が送付されます。
案内書は当日まで手元に置いて注意書きを守るようにしてください。問診票は空欄や項目をすべて記入して当日までに返送しておきましょう。
検便や検尿については説明書が同封されているため、案内にしたがって採取し、当日持参してください。
また、案内所に記載されている氏名・生年月日・受診日・予約コースが間違っていないか確認し、受付時間をチェックして当日間違わないように来院しましょう。
コースによっては受診時間が異なるため、早めに到着しておかなければならない場合があります。公共交通機関や車などを使う方は、当日遅れのないようにゆとりをもって来院を。
問診票には今までの既往歴や現在抱えている既往症、自覚症状の有無、生活習慣などを記載します。
問診票に書かれている項目は人間ドックを正確に行ううえでたいへん重要な内容となりますので、詳細に記入してください。
受診前日は案内書に書かれている注意事項に従い、時間にゆとりをもって到着できるように準備しておきましょう。
前日は激しい運動や体に負担のかかる飲食・行動は避け、早めに就寝して寝不足にならないように注意します。
服用中の薬や自己注射は、かかりつけ医の指示にしたがって行います。検査当日の朝に中止できるかどうか、検査が終了してからどのタイミングで服用や注射を行うべきか事前に確認をとってください。
検査に適した体に整えるため、前日の21時以降には飲食が行えません。アルコール類やタバコも控え、食べものは消化のいいものを中心に摂取してください。
胃透視検査を受ける場合、検査前の6時間は水と白湯以外の飲みものは飲むことができません。すべて案内書に記載されていますので、記載されている内容にしたがって飲食を行ってください。
受診当日は、案内所に記載されているとおりに飲食・服薬を行いましょう。コースによっては、朝食をとってしまうと検査ができない場合があります。
服用中の薬がある方も、基本的には朝のみ中止することになります。ただし薬や注射の内容によっては中止ができない場合があるため、主治医にあらかじめ相談してから来院してください。
当日は病院に以下のものを持参します。
健康保険証・受診票・検体容器は受診場所に必ず持参しなければなりません。問診票は事前に検査場所へ送付する方法と、当日持参する方法があります。
他の医療機関で得られた検査結果表や利用券については患者さんごとに異なりますので、病院に確認を行ってください。
病院に到着したら、受付順に名前が呼ばれます。予約制の場合予約順に検査が受けられます。
健康保険証や受診票は受付に提出し、必要な方のみ検体容器や問診票も提出します。
基本的に検査結果は当日中に発表されますが、後日すべての分析データが揃ってから発表される場合もあります。
病院内で用意されている検査着・スリッパに着替えます。着脱に時間がかかる衣類は避け、脱ぎ着のしやすいものを選びましょう。
装具や包帯など、取り外しのできない医療器具は事前に受付に申し出るなどして確認をとっておきましょう。
衣類のうちボタン・レース・刺繍・ポケットのついたものやストッキングはすべて脱いでください。
また、CTを撮影する際に金属製のものは取り外さなければなりません。時計やブレスレット類はすべて外しておきましょう。
視力・眼底・眼圧検査の際にコンタクトレンズは外さなければなりません。コンタクトレンズ用ケース、視力矯正用のメガネを持参してください。
更衣の際、貴金属や衣類と一緒に貴重品も専用のロッカーに収納します。複数の検査室を回ることになりますので、貴重品は持ち運ばず預け入れるようにしてください。
受診が始まると、案内にしたがって検査室を回ります。
患者さんの健康状態によっては事前に申し出なければならない場合がありますので、以下に該当する方は必ず受診前に申し出てください。
妊娠中、もしくは妊娠の可能性が考えられる方は、受付に申し出てください。問診票も妊娠の有無について問われる部分がありますので、正確に記載を行ってください。
妊娠中は胸部X線・バリウム・マンモグラフィ・胃カメラ・内視鏡検査・子宮内膜細胞診・CT検査は受けられません。
日程を変更するか、後日改めて予約を取り直して来院をするようにしてください。
胃や腸の手術を受けられた方は、事前に問診票への記入と受付への申し出が必要です。
生理中は尿検査、便検査、子宮がん検査を行うことができなくなりますので、後日改めて検査に来院することになります。
予約を取り直したうえで、尿・便・子宮がん検査のみ別の日に振り替えて実施してください。
緑内障や糖尿病など、特定の既往症がある方も問診票に記入のうえ、受付へ申し出て検査が受けられるか確認を行ってください。
健康診断と同じ要領で、身体検査を行います。身長・体重・腹囲測定のほか、採血も行います。
胸部X線・CT・エコー(超音波)を使った画像診断を行います。
心臓や肝臓、甲状腺などコースに含まれている部位、またはオプションとして申し込んだ部位を描出しながら、病変部がないか確認します。
心臓の状態について、手首と足首にクリップを装着して脈拍や拍動の状況を調べます。
視力と目の状態についてチェックします。コンタクトレンズは取り外し、視力矯正用のメガネを使います。
視力検査と前後し、聴力レベルも測定します。補聴器を使っている場合は外して測定を受けてください。
マウスピースをくわえて呼吸を行うことで、肺の機能にトラブルが出ていないかをチェックします。肺や気管支の病気の診断も行うことができます。
胃や大腸について、内視鏡を使って直接病変部がないかどうかを確認します。
病変が疑われるケースについては、人間ドックの中で病理組織検査が受けられる場合もあります(病院やコースによる)。
すべての検査を終えたら、更衣室で衣類を着替えます。更衣の前後で検査結果が教えてもらえる病院もありますので、指示にしたがって行動してください。
受付に戻り、検査項目をすべて終えたかどうか確認してから会計を行います。
検査終了後、血液や便などの検体も含めて総合的な検査・分析を行って得られた結果を「人間ドック結果報告書」として送付します。
結果報告書の到着タイミングは、人間ドックの受診日から約2,3週間後が目安となります。
病院によってはフォローアップとして、結果報告書の送付以外に来院した方に直接アドバイスを行うケースもあります。
医師による結果説明があるコースを選択すると、結果報告書よりもさらに詳しいアドバイスが受けられます。ぜひ健康管理のために受診することをおすすめします。
人間ドックの結果「二次検査」として再検査や精密検査が必要と判断されたり、専門的な治療が必要となった方には、紹介状として精密検査依頼書が結果報告書に同封されて送付されます。
人間ドックを実施している病院のなかには二次検査や治療を行っているところも多いので、紹介状なしで二次検査や治療に臨める場合もあります。
二次検査や治療が必要となった方は、結果報告書に記載されている案内や指示にしたがって医療機関を受診してください。再度精密な検査や専門の医師による診断を受けることができます。
人間ドックを受診した段階で特定の既往症を治療している、または経過観察中の病気がある方は、二次検査を飛ばしてかかりつけ医を通常通り受診してください。
同じ病院内で人間ドックから二次検査や治療に移る場合は、早めに受診予約をとっておくと安心です。
病気の早期発見などに役立つ人間ドック。近頃では、会社が福利厚生の一環として社員の人間ドックの受診をサポートするケースが増えています。これを受け、医療機関でも法人向けのサービスを行っているところも多いのだとか。どのようなサービスが受けられるのでしょう。
人間ドックに似ている健康診断。一見、同じように思いますが中身は全く異なります。人間ドックは全身を詳しく検査し病気の要望や早期発見を目的にしているのに対し、健康診断はあくまで社員の健康状態を把握するためのもの。検査も簡易的なものばかりで検査の結果も書類が送付されてくるだけです。人間ドックであれば、検査結果を受けて、医師から直接、説明を受けることができます。
また会社で人間ドックを受ける体制を整えることで、受診率アップも見込めます。仕事が忙しいことなどを理由になかなか積極的に人間ドックへ足が向かないという話もよく耳にしますが、中には検診車を会社まで派遣して業務の一環として受けることができることもあるようです。これであれば、社員に負担をかけずに受けることが可能。もちろん、会社で重要な役割を担う社長をはじめとする役員も人間ドックが受けられます。
“病気を発見するための検査”という点は共通ですが、オプションやがん検査などを付けられる人間ドックと検査項目が決まっている健康診断では検査内容の充実度が異なります。そのため人間ドックなら健康診断の検査内容ではカバーできないような病気の早期発見につながる可能性を高められるでしょう。
なお、健康診断は会社の制度や法律によって変わりますが、人間ドックは20歳以上の成人であれば誰でも受けられます。ただしどちらもクリニックによってコースや検査内容、検査方法や料金が異なるため、自分の希望する検査を納得できる料金で受けられるクリニックを選びましょう。また、オプション検査の用意や受診しやすいかどうかなどもクリニック選びの参考にしてくださいね。
人間ドックを受けることで体のさまざまな部位に起こるがんの有無やリスクを知ることができます。早めの受診で現状を把握しておきましょう。
がんと同じくらい怖いのが生活習慣病。さまざまな合併症を引き起こします。 人間ドックを受ければ生活習慣病のリスクが診断できて、予防のためのアドバイスも受けられます。
肝障害や腎炎、動脈瘤や腸炎など、人間ドックでは腹部の疾患についても検査が可能。腹部についての代表的な検査としては腹部超音波検査が挙げられます。検査で異常が見つかれば早期治療につながるほか、今後の病気予防にも役立てられます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)や気管支喘息、肺がんなどの呼吸器疾患も人間ドックの検査で見つかりやすいとされています。肺機能検査などで呼吸機能の異常が見つかることもありますので、しっかり検査を受けておきましょう。
癌や脳血管疾患にならぶ三大死因といわれているのが心疾患※。心筋梗塞や心筋症、狭心症や心不全などが人間ドックで見つけられます。通常よりしっかり調べたい場合は心臓ドックを受けるのがおすすめです。
※参照:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html)
人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。東京人間ドッククリニックでは、当日中に検査結果の説明や生活指導・アドバイスが受けられ、その日のうちから病気のリスクを低減するための生活習慣改善が可能です。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
クリニック所在地:東京都荒川区東尾久1-30-8
問い合わせ先:03-5855-0590