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【医師監修】肥満症

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こちらのページでは肥満症に関する基礎知識や肥満症を見つけるために受けるべき検査、リスクを抑えるための生活習慣について解説しています。

肥満症に関する基礎知識

それではまず肥満症の原因やリスクについて見てみましょう。

肥満症ってどんな病気?

まず、肥満症はただの肥満とは異なるものです。肥満は疾病ではなく、太っている状態を指します。WHOではBMI30以上が肥満の判定基準となっており、日本肥満学会では合併症のリスクが高まるのがBMI25以上として基準が設定されています。

参照元:e-ヘルスネット 「BMI」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-002.html

参照元:オムロンヘルスケア「11年ぶりに肥満症の診断基準が改訂」
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/103.html

肥満症は以下のいずれかで定義されます。

  • 肥満に関連する疾患のうち、1つ以上の健康障害をもつ
  • 内臓脂肪の面積が100㎠以上

肥満に起因する健康障害を持つか、その予備軍として内臓脂肪が過剰に蓄積されている場合に肥満症と判定されます。減量するための治療が必要とされています。

参照元:日本肥満症予防協会「肥満症とは?」(http://himan.jp/column/what/

肥満症になって生活をする上で現れる弊害・合併症

上記でも紹介した、肥満関連疾患は下記の通りです。

  • 耐糖能障害
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞
  • 脂肪肝
  • 月経異常及び妊娠合併症
  • 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 整形外科的疾患
  • 肥満関連腎臓病

高血圧など自覚症状の出にくいものから、脳梗塞といった死亡率の高い疾病までリスクは多岐にわたります。自覚症状が出にくいものであっても、次なる疾患のリスクが存在しているので早めに対策しなければいけません。

肥満症の原因

肥満症は消費カロリーと摂取カロリーのバランスが崩れていることが原因です。どんなに高カロリーのものをたくさん食べていても、きちんとカロリーを消費し切れる生活をしていれば何ら問題はありません。つまり、自分の生活パターンを正しく把握して、日々消費をしていく生活が保てれば肥満症になることはないのです。

また、食生活だけでなく、生活のリズムが崩れたことがきっかけとなって肥満症になってしまうこともあります。例えば、忙しい毎日を過ごして睡眠時間が極端に少なくなったり、忙しさや体の不調がきっかけとなり体を動かす機会が激減したりすることが影響を及ぼすこともあるので気を付けましょう。

自分の生活を把握して、どんな生活パターンで過ごすのが最適なのかを把握し、それを続けることができれば何ら問題はありません。

肥満症を見つけるために受けるべき検査

肥満症は主に以下のような検査で発見することが可能です。

身体測定

一番基本的でわかりやすい検査方法です。前述のように、BMIが125以上であると肥満症と診断されます。BMIは 「体重kg ÷ (身長m×身長m)」という計算式で算出することが可能です。

人間ドックでの身体測定ではもちろん、身長や体重はご自宅でも測定が可能で、BMIもかんたんに算出することができますので、日々体重の推移をチェックしましょう。

CT

体を輪切りにしたような画像が撮影できるので、体内の内臓のつき方を見ることができます。体につく脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪の2つに分けられますが、どちらが多いのかも判別することが可能です。特に内臓脂肪は動脈効果や高脂血症、糖尿病などの原因にもなりますので、どれくらいついていのか知るのも重要です。

血液検査

血液中の中性脂肪やHDLコレステロール、総コレステロールなどを測定し、肥満症のリスクを判定します。肥満症そのものはもちろん、動脈硬化や糖尿病など、肥満症に起因する病気のリスクを見つけるのにも効果的です。

肥満症を予防するための生活習慣とは

一番大きなポイントは食事です。脂質や糖質が多い食べものは避けましょう。栄養素に偏りの生じない食事が理想的です。そうすると体に負担なく消化もし易いので、食べたものを体に溜め込むことにはなりません。

「いつ食べるか」も大切です。就寝間際に食べることがタブーなのはよく知られていることですね。そのように食べるタイミングについても考えてください。体は学習するので、毎日3食食べる生活を続けるとペースを乱さずに消化することができるようになります。いつでも腹八分目を意識して、3食食べるペースを守りましょう。

また、食事はゆっくり食べることで余分に食べてしまうことが防げるようになります。満腹中枢が刺激されて、「おなかいっぱい」としっかりと感じることで食事を適量に抑え、満足できる食事になるからです。運動も肥満症を防ぐ上では重要。身体を動かすのは健康の基本であり、肥満症を解消することもできます。歩く、家事をするといった運動レベルに満たない動きでも構いません。要はカロリー消費ができればOKです。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。

監修医情報:
三好勲先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。

問い合わせ先:03-5855-0590