口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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人間ドックの前日に、してはダメなこともあります。守らないと、間違った結果が出る場合があるからです。間違った結果を信じた場合、病気の発見が遅れるなど取り返しのつかない場合も出てきます。前日に注意することを守り、正しく人間ドックを受けましょう。
人間ドックの日が近づくと、運動する、普段とは違う食生活に変える、早寝をするという方もいますが、それでは人間ドックを意味がありません。前日に頑張ってちょっとでも良くしようという考え方ではなく、普段どおりの生活をして、人間ドックを受ける時点での健康状態をチェックすることが重要なのです。
検査方法の中には、人間ドックを受けるということで急に健康生活をはじめた方を見破るようなものもあります。たとえいい結果が出たとしても、病気の芽があれば元の生活に戻ったとき、進行する可能性も否定できません。人間ドックは病気の早期発見や、健康状態を確認するものということを忘れないようにしましょう。
人間ドックを受ける前に、激しい運動などは控えたほうがよいでしょう。また、極端に体力を奪われる仕事も控えたほうが無難です。本来とは違う診断結果が出ます。
例えば、筋肉へ過剰な負担があるとCPKという酵素で高い数値が出ることがあります。結果、横紋筋融解症という骨格筋細胞が壊死する、筋細胞内の成分が血液に出た状態と診断される場合もあります。
また、肝機能障害と診断される可能性も出てくるでしょう。筋肉から肝機能の指標となる、AST(GOT)やLDHが出るためです。仕事でやむをえない状況だった場合、事前に医師へ伝えるようにしてください。
食事は検査値に影響を与えるため制限を受けたら守ることが正しい診断につながります。胃カメラや、大腸の内視鏡検査に悪影響が出る場合があるからです。
例えば飲食したあとは一時的に血液が濁ります。その状態で血液検査をしたとしても、正確な数値を出すことが難しくなるのです。中性脂肪は、食後14時間以上時間を空けないと正確な数値が出ないといわれています。正しい診断を出すためにも、食事制限を受けたら必ず守りましょう。
いつも飲んでいる内服薬があるのに申告しなければ、薬の影響により平常時と異なるデータになります。また、内服薬に限らず、各種ビタミン剤やサプリメントでも検査に悪影響が出ることがあるようです。
申告すれば医師もその前提で数値を修正するなどの対応が可能です。知らなければ、出てきた数値のまま判断することも考えられます。薬やビタミン剤の影響で重篤な病気にかかっているのに見逃されてしまうわけです。普段から薬やビタミン剤を飲んでいる人は、その点を注意しましょう。
ケガや風邪なども「たいしたことがない」と自己判断せず、医師に伝えるようにしてください。ケガや風邪だけでも、結果に大きな影響を与えかねないからです。
事前に申告しておけば別の日を指定する、医師の判断で検査を続行することも可能。ただ、伝えなければ検査をする医師に間違った判断をされる可能性は十分にあります。
ちょっとしたケガや風邪でも普段の体調とは違いますので、正確な診断をしてもらうためにも体調面は細かく伝えるのがベターです。
検査では正確な結果が出るようさまざまな情報を収集します。その情報収集のひとつが問診です。例えば、過去に大きな病気にかかったことはあるか、体調がすぐれない場合、いつぐらいか時期など問われます。
問診で聞かれる内容は、ある程度準備しておかなければすぐに答えられない内容も少なくありません。体調不良に関しても、1年前と半年前では、大きく違います。
また、他の施設で人間ドックを受けて結果表をもらっていたら、提出することも重要です。さまざまな情報が、診断結果に影響を与えるため、問診も結果表も準備をしておきましょう。