口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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こちらのページでは人間ドックの日に生理が来た場合の検査可否や対処方法についてまとめています。
結論から言いますと、多くの検査項目では大丈夫と言えます。ただし、尿検査や便潜血検査、子宮がん検診は生理中に受けることができません。
生理中に尿検査を受けた場合は、経血が尿に混ざってしまうので、潜血反応や蛋白反応が出る場合があります。便潜血検査は便に血が付着していないか・混じっていないかを検査して、大腸がんなどのリスクを判断するものですが、経血が付着することで、腸に異常がなくても陽性反応が出てしまう可能性があります。子宮がん検診は子宮口と子宮頸部をこすって子宮の組織を採取するのですが、経血によって正常に細胞を採取できず、がんを診断することができなくなる可能性があります。
生理中である場合、これらの検査項目は避けるようにしましょう。
また、血液検査は生理中の場合、ヘモグロビンの値が低くなるので、貧血と判定される場合があります。血液検査でがん細胞が発する物質を検知する腫瘍マーカーも、卵巣がんなどに関係する値は生理中に上昇する傾向があるので、がんが無くても陽性反応が出るケースがあります。
正確な診断結果を得たいのであれば、血液検査や腫瘍マーカーも避けるようにしましょう。
CTやエックス線検査、心電図検査など他の検査項目では生理の影響を心配する必要はありません。
せっかく人間ドックを受けても生理によって誤った診断結果がでたり、診断ができなかったりしては意味がありません。「生理だから大丈夫だろう」と自己判断で人間ドックを受けることはやめましょう。検査で陽性反応が出た場合に、それが生理によるものなのか、病気によるものなのか判断ができなくなります。場合によっては、正常なのに精密検査を受けることにもなりかねません。
仮に人間ドックの日に生理が来たら、まずはクリニックに相談してみましょう。
生理が来るのは仕方がないことです。クリニックもそういうケースは想定しているので、隠さずに正直に話すことが重要です。子宮がん検診や血液検査のみ後日に行ったり、便や尿の提出期間をずらしたりという対応をしてくれるクリニックもあります。
相談することにどうしても抵抗がある場合は、「仕事が入って」「用事ができて」というように人間ドックのスケジュール自体を伸ばしてもらうこともできます。