口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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このページでは、胆石に関する基礎知識を解説しています。どんな病気か、人間ドックや病院でどんな検査を行うのか、発症しないために日常生活から注意したいポイントなどを知っておきましょう。
胆石になるとどんな症状が生じるのか解説します。また、原因やリスク要因をまとめているので、予防のためにもチェックしておくのがベターです。
胆石(胆石症)とは、胆汁を溜める役割を持った胆のうや胆管の中に結石ができる病気です。コレステロールや肝臓から分泌される胆汁の成分が固まり胆石になると考えられています。コレステロール石や、黒色石やビリルビンカルシウム石など、構成する成分によって種類が分かれています。胆石を持つ日本人に限定すると、約80%がコレステロール石といわれています。
胆のうにある場合は胆のう結石症、胆管にある場合は総胆管結石症、肝臓の中にある胆管では肝内結石症と名前が変わるのも特徴です。
胆石の症状は幅広く、胆石があっても症状が見られない、単純に自覚症状がないという場合も多いようです。一般的な症状としては、脂質の多い食べ物を食べると右の肋骨の下の辺りが痛くなることが挙げられます。
他にも、繰り返してみぞおちが鈍く痛むなどの症状もありますが、単なる胃痛と勘違いする人も珍しくありません。腹痛だけではなく、背中や肩の右側が痛むという症状もあります。他にも、胆石が原因となり胆嚢炎になると、腹痛や発熱、肝機能障害が起きるケースもあります。
胆石の原因として考えられるのは体質的なものをはじめ、大腸菌が感染した溶血性疾患、肝硬変などがあります。他にも、食物繊維やタンパク質をあまり摂取しない、脂質や糖質が豊富な食事と肥満なども胆石のリスク要因といえるでしょう。
近年、食生活の欧米化などによって胆石を持つ日本人が増加傾向にあるとされており、特に胆石ができやすい方の条件として肥満や年齢などが挙げられます。
以前は「5f」という条件が胆石のできやすさに関係していると考えられていましたが、現在は研究により肥満・年齢以外の因子は関連していないということがわかってきました。[注1]
他にも、血中コレステロール値が高い人や、血縁者に胆石症患者がいる、美食家、糖尿病の人なども、胆石ができやすい人と考えられています。
超音波を発信する装置を腹部に当てる検査です。内臓からの反射波を装置が電気信号に変換させてモニターに映すことができます。
X線により人体の輪切り画像を撮影して画像にできる検査です。
MRIを使った検査で、患者の負担も少なく胆管などの状態をチェックできます。ただし、閉所恐怖症や体内に金属が埋まっている方や、刺青があるとできない場合もあります。
ERCPは、内視鏡を十二指腸まで入れ、胆管へカテーテルを使って造影剤を注入し、X線で撮影する検査です。
超音波内視鏡を利用し、胃や十二指腸から胆のうや胆管に向けて先端のプロープを使い超音波を当てることで観察する検査です。
血液中の成分を検査します。胆石の場合、AST・ALT・ALP・γ-GTP・総ビリルビン量が一般的な値から外れていることが多いようです。
胆石予防は生活習慣に注意し、規則正しい生活習慣を心がけることも重要です。特に食生活は気をつけたほうがよく、食べ過ぎや油の摂りすぎなどを続けると胆石ができやすくなります。極端なダイエットなども胆石の原因となるので気をつけましょう。
コレステロール値の多い食べ物や、動物性の脂肪、糖分なども食べ過ぎないよう、量を調節することが大切。また、食物繊維などは胆石が作られにくくなりますから積極的に食べましょう。
人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
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