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こちらのページでは痛風に関する基礎知識や痛風を見つけるために受けるべき検査、発症のリスクを抑えるための生活習慣について解説しています。
それではまず痛風の症状や原因について見てみましょう。
痛風は20代以上の男性がかかりやすい発作です。痛風の原因となる尿酸値が高い症状のことは「高尿酸値症」と呼び、その発作的に痛風の痛みが出てくるのです。
痛風になると関節炎が起こり、患部に強い痛みが生じます。特に足の指や付け根などが痛み始め、患部を見てみると赤く腫れている事を確認できるでしょう。我慢できないほどの痛みですので、痛風になると無自覚ではいられません。
ただし、これは「発作的な症状」で、そのまま痛みが続くわけではありません。1週間ほど過ぎると症状は治まります。ただ、すっかり治ったと思って油断をして、体質を改善するための手立てをしていないと、1年以内に再び同じような発作的な症状が起こります。発作的な痛みと、痛みのない時期を交互に繰り返すようになります。
次第に発作と発作の感覚が短くなってしまい、最終的には「慢性通風」になる可能性もあります。
痛風は、その病名の通り「激しい痛み」が付きまとう怖い病気です。くわえて、さらに疾患を引き起こすことがあります。
1つは「痛風結節」。尿酸値を下げる対策を怠ると、体の至るところに尿酸の結晶によるコブができてしまいます。関節など比較的体温の低いところに現れやすく、自由に動かせなくなってしまう場合もあります。
次に挙げられるのは「尿路結石」。尿酸が多くなりすぎてしまうと、尿管や膀胱、尿道といった尿路に結石ができてしまいます。激しい腹痛と血尿がサインの一つです。
3つ目が「腎不全」です。尿酸の結晶が腎臓にたまってくると腎臓が正常に働かなくなります。これが進行すると腎不全となって腎臓が機能しなくなる状態になってしまうのです。他の生活習慣病などによっても促進されることがあります。
痛風は、体内の「尿酸値」が高くなる事が原因で引き起こされます。尿酸が体の中に溜まると、それが結晶になり、激しい関節炎を引き起こす事になります。
痛風や、その他の生活習慣病を引き起こすほど尿酸値が高くなってしまうのは、食べ過ぎや高カロリーな食事を摂りすぎる事、『プリン体』の多い食材を食べている事など、食生活の乱れと、運動不足などの複合的な要因によります。
いわゆる「メタボ」と呼ばれる肥満気味で体脂肪率の高い体になると、いつ痛風になってもおかしくない状態になります。デスクワークが中心で、消費カロリーが少ないなのに食事量が多すぎる人や、ストレス解消の方法がお酒を飲むことだったり、甘いものを食べることだったりという方は尿酸値が高くなり、痛風になりやすい体になります。
痛風は主に以下のような検査で発見することが可能です。
痛風の危険性は血液検査で簡単に調べられます。尿酸の値が高い(7.0mg/dL以上)だと、痛風の原因となる高尿酸値症とされています。
通風の要因であるメタボリックシンドロームの危険性も血液検査で測ることができます。総コレステロールやLDLコレステロール値、中性脂肪が高いと高脂血症(血液中に脂肪が多い状態)と判定されます。
痛風になる理由がメタボと関連性が深い以上、痛風を防いだり症状を改善したりするためには、「メタボ解消」のための努力をする必要があります。メタボを解消するためには、食事と運動の両面をヘルシーな方向に変えていく必要があります。
ただし、急な食事制限や激しい運動をするのは、逆効果になりかねません。単純なダイエットではなく、痛風やその後の合併症を回避するための体質改善ですので、「少しずつ、徐々に」生活習慣を健康な方向に変えていきましょう。お酒を飲みすぎている方は、アルコールの摂取量を控えるようにするだけでも効果があります。
食べ過ぎている方は、甘いものを控える、脂肪分の多すぎる料理を食べないようにするだけでも効果的です。さらに尿酸値をコントロールするために「プリン体」が多い食事を控えるようにします。ビールやレバーなどの摂りすぎは注意が必要です。
運動不足の方は、エスカレーターやエレベーターを使わずに、階段を使うようにしましょう。バスやタクシーを徒歩に変えるだけでも運動不足は改善されます。メタボ体型を脱出し、スリムな体型を目指す事が、痛風の最善策になるかと思います。
人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
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