口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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こちらのページでは肺炎に関する基礎知識や肺炎を見つけるために受けるべき検査、発症のリスクを抑えるための生活習慣について解説しています。
それではまず肺炎の症状や原因について見てみましょう。
肺炎はその名のとおり、肺に炎症が起きる病気です。多くは病原性微生物などの感染源を吸い込むことで発症する細菌性肺炎、ウイルス性肺炎などの感染性肺炎。細菌やウイルスは鼻や口から体内に侵入しますが、健常時は免疫細胞がこれらを排除しています。しかし、免疫力が低下して細菌やウイルスが肺に到達してしまうと、肺の細胞が炎症を起こしてしまうのです。
肺炎の多くは肺の末端にある肺胞が炎症を起こした状態ですが、肺胞を支える間質という組織が炎症を起こす「間質性肺炎」を引き起こすケースもあります。間質性肺炎は症状が治まっても間質が繊維化して硬くなってしまうことがあり、肺胞がうまく膨らまず呼吸困難な状態が続くやっかいな病気です。
肺炎は呼吸器の症状が主体で、せき・たん・息苦しさといった症状に加え、発熱や食欲低下、脱水症状のような全身症状も見られます。重度の肺炎では呼吸困難を起こして人工呼吸器が必要な状態に陥る場合も。
治療は安静や水分補給に加え、対症療法と原因療法を行います。対症療法は肺炎の諸症状を緩和させる治療で、呼吸器や熱などに対する処置が取られます。原因療法は抗生物質や抗ウイルス剤を投与することで肺炎の原因となった細菌やウイルスを排除し、炎症を根本から改善することが目的です。いずれにしても、症状が重い場合は入院による治療が必要となります。
生活の中で病原性微生物に感染することが原因となって肺炎を発症するケースがほとんどです。感染経路としては、発症している人の咳やくしゃみによって病原性微生物が鼻や口から侵入する「飛沫感染」と、ドアノブや家具などに付着した病原性微生物が手指を介して鼻や口から侵入する「接触感染」があります。
肺炎の原因となる病原性微生物には、細菌やウイルスのほか、マイコプラズマ、真菌(カビ)などが挙げられます。マイコプラズマは細菌の一種ですが、周期的に流行を起こすことが知られています。多くは14歳以下ですが、成人もマイコプラズマ肺炎を発症することがあるようです。真菌による肺炎はまれですが、ほかの病気でステロイド剤を使用していたり、極端に免疫力が低下したりしているときに発症するケースも。
また、体の機能が弱っている高齢者や脳の病気で意識が低下している方などは、食べ物が誤って気管支に入ってしまったことが原因で誤嚥性肺炎を起こすこともあります。
肺炎は主に以下の検査で発見することが可能です。
いわゆるレントゲン検査です。X線をあてて写真を撮影し、異常の有無を調べます。
CTはコンピューター断層撮影のことで、通常のレントゲン検査ではわかりにくいような肺炎でも発見することができます。
肺活量や呼気の秒速などを測定し、肺の機能を調べる検査です。呼吸機能が弱っていないかどうかを調べられます。
患者が吐き出した痰(たん)を顕微鏡で検査して、細菌の種類や数などを調べて肺炎の原因を突き止めます。
肺炎は予防することが難しい病気です。日常生活の中でできることはなるべく人混みを避け、外出後の手洗い、うがいを徹底して感染を防ぐことに尽きるでしょう。これらはウイルスの流行期に注意すべきことと同様です。高齢者や免疫力が低下している人、普段から風邪をひきやすい人は免疫力が落ちやすいと考えられるので、特に気をつけなければなりません。また、肺を健康に保つという意味では禁煙も肺炎予防の重要な生活習慣といえます。
肺を中心に検査することによって、肺がんだけではなく肺炎や肺気腫、肺結核といった病気のリスクを調べることもできます。定期的に人間ドックを受診することで、病気にかかるリスクを下げられるかもしれません。気になる方は、医師と相談の上受けてみても良いでしょう。
人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
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