口コミ評判が良いクリニックの人間ドックを徹底リサーチ
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こちらのページでは動脈硬化に関する基礎知識や動脈硬化を見つけるために受けるべき検査、発症のリスクを抑えるための生活習慣について解説しています。
それではまず動脈硬化の症状や原因について見てみましょう。
一般的に動脈硬化と言われる状態は、はっきりとした明確な症状があるわけではなく、動脈の内膜に、コレステロールなどの脂肪が、ドロドロした粥状となって溜まった場合のことを指します。
血管の内側には内膜というものがあるのですが、そこにコレステロールなどの脂肪が沈着して「脂肪斑」という状態になります。これが血管の内側に向かって大きくなっていくので、血液が通りにくくなり血栓ができるなどして他の合併症などにつながっていきます。
動脈硬化になった場合、どのような症状が出るのかについては、先述の通り明確ではありません。自覚症状がない状態で進行していくため、気づいた際には既に動脈硬化になっていた、というのが動脈硬化の恐ろしいところです。
動脈硬化になると、命に関わる病気へと発展されることが多いため、注意が必要です。
動脈硬化が進行していくと、脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳血管性痴呆、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞症など、さまざまな合併症のリスクが高まります。これらの命にかかわる病気にかかって命を落とした場合、直接的な原因の裏に動脈硬化が存在したことが原因となっていることも多いのです。
動脈硬化は症状が見た目ではわからないまま進行していき、これらの命にかかわる重大な病気へと発展されることがあるので、毎日の生活の中で動脈硬化にならないことを意識して生活していくことが重要です。
動脈硬化の原因については、自分でコントロールできない原因と、コントロール可能な原因の2種があるといえます。
前者は年齢を重ねる事、つまり加齢です。人間は生まれてすぐに動脈の硬化現象が始まっており、30歳ころになるとある程度完成された硬化が見られると言われています。
一方で、動脈硬化の原因は危険因子とよばれるものが関わっています。高血圧、高脂血症、喫煙、肥満、糖尿病、ストレスという6つが代表的な危険因子とされています。これらは自分のライフスタイルの中で抑制や調整が可能です。とりわけ、高血圧、高脂血症、喫煙は3大危険因子とされ、動脈硬化の非常に大きな影響を与えると言われています。
動脈硬化は主に以下のような検査で発見することが可能です。
磁気の力で臓器や血管を撮影する検査方法です。動脈硬化以外の症状の恐れがあるときに使われる検査ですが、動脈硬化の程度について知ることができます。
健康診断でもよく行われる検査方法です。電極を取り付けて心臓の動きや状態を測定します。不整脈や狭心症、心筋梗塞など、動脈硬化を原因とする心疾患を診断し、動脈硬化の程度を診断する手がかりになります。
エックス線を照射して人体を輪切りにした状態の画像を撮影して病変を見つける検査です。大動脈の動脈硬化の程度を知るのに有効です。
超音波を利用して臓器や血管の形状などを把握する検査です。頸動脈、大動脈、下肢動脈の硬化について知ることができます。身体への負担も少なく、動脈硬化を原因とする大きな病気のリスクについて知ることができるのです。
動脈硬化を防ぐには、まず動脈硬化の原因や合併症などをしっかりと認識することが大切です。動脈硬化の原因のうち、加齢については対策のしようがないので、コントロールが可能な危険因子を減らしていくことがポイントと言えます。
肉を中心とした欧米型の食事は脂肪分が多いため、和食を中心とする健康的な食事を意識的に摂取することが良いでしょう。運動不足により肥満が助長されると動脈硬化も促進されてしまうので、適度な運動により肥満にならないように生活することも必要です。
現代社会ではストレスを感じないように生活することはなかなか難しいと言えるので、ストレスを上手に発散させる方法を自分で身につけておくとが大切です。少し早めに帰る、趣味をもつなど、小さなことから取り組んでいきましょう。
また、以上のような生活習慣の改善に加えて、病院などでは動脈硬化の進行状況を検査することもできます。普段のライフスタイルに注意しながら生活することと並行して、定期的に人間ドックや健康診断などで検査を受けるようにしましょう。
人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。
人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。
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