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【医師監修】高血圧

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こちらのページでは高血圧に関する基礎知識や高血圧を見つけるために受けるべき検査、発症のリスクを抑えるための生活習慣について解説しています。

高血圧に関する基礎知識

それではまず高血圧の症状や死亡率、原因について見てみましょう。

高血圧ってどんな病気?

高血圧とは、言葉の通り血圧が高い状態がつづくことを指します。2010年の国民健康・栄養調査によると30代以上の男性は約60%が高血圧と診断されています。

高血圧の症状ですが、軽度~中程度の場合には、症状が現れることも少ないです。従って、血圧を測るまでは高血圧であると気づきにくい場合も多いのです。

高血圧が続くと血管のトラブルにつながり、脳や心臓などで合併症を引き起こす可能性が非常に高まります。

それだけでなく、高血圧緊急症と呼ばれる急な血圧上昇によって、頭痛や吐き気、動悸、さらには意識障害といった症状が表れる場合もあります。

参照元:(PDF)厚生労働省 「平成22年 国民健康・栄養調査結果の概要」[pdf]
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000020qbb-att/2r98520000021c0o.pdf

高血圧になって生活をする上で現れる弊害・合併症

高血圧の方はとても多く、特に年齢が上がるにつれて、その頻度は多くなります。しかし、ほとんどの方は、検査をするまで気づかない場合も多く、「サイレントキラー」と呼ばれるほど。日常生活では正常な血圧のときとほとんど変わりがないので、気づかないうちに高血圧になっていると言うことが多いです。

しかし、高血圧を放置しておくことで、日本の三大疾病の1つである脳卒中や心臓病などの原因となってしまうことがあります。自覚症状が出たときには既に遅く、生死に関わるほどの病気になってしまっていたということも珍しくありません。

他にも慢性的な高血圧となることで、動脈硬化、動脈瘤、動脈解離などを引き起こしやすくなり、全ての臓器に影響することがあります。

高血圧の原因

高血圧の原因には遺伝も含まれますが、ここでは日常生活の中に潜む原因を紹介します。

  • 塩分や動物性脂肪の過剰摂取
  • カルシウムやカリウムの不足
  • 加齢
  • 運動不足
  • ストレス
  • 飲酒、喫煙

食生活の乱れやお酒、タバコや運動不足といった生活習慣の乱れから来るものはもちろんのこと、加齢やストレスによって自律神経が正常に働かないことも血圧の上昇につながります。特に年齢を重ねていくことで、高血圧と診断される人は増えていくので、30代以降の人は要注意です。

仮に遺伝で高血圧になりやすい体質の人でも、生活習慣の見直しを行うことで発症を防ぐ・遅らせるといったことが可能です。

参照元:アリナミン製薬株式会社「血圧が高めである」(https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=ketsuatsu_kou

高血圧の疑いのある人が受けるべき検査

高血圧は基本的に血圧検査によって状態を把握することができますが、ここでは高血圧によって引き起こされる病気も含めて検査するべき項目を紹介します。

血圧検査

高血圧かどうかを判断するための最も基本的な検査です。日本高血圧学会の基準では、血圧が最大140mmHg、最小で90mmHg以上であれば高血圧です。人間ドックではもちろん、ドラッグストアなどでも血圧が測定できますし、血圧測定器を購入すれば自宅でも血圧を測ることが可能です。

もし、人間ドックなどで高血圧と診断された場合には、こまめに血圧をチェックしましょう。

参照元:【PDF】日本高血圧学会|高血圧の話
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf

胸部エックス線検査

いわゆるレントゲン検査です。心臓の大きさや一定量以上の胸水の有無を確認することで、高血圧による心臓疾患のリスクを見つけることができます。

CT

エックス線を照射して体の内部を撮影するのは胸部エックス線検査と同じですが、CTの方が立体的に撮影でき、より精密な検査が可能です。エックス線検査で病気のリスクが高いと判定された場合、CTでより精密に調べることもあります。

心電図検査

電極を装着し、心臓の状態を検査する方法です。高血圧の合併症である不整脈や心筋梗塞など、心臓の疾患を見つけるのに効果的です。

MRI

脳を立体的に撮影した画像をもとに、病変を見つける検査です。高血圧の合併症である脳卒中や脳梗塞などの症状を見つけることができます。

高血圧を予防するための生活習慣とは

高血圧症を防ぐには、生活習慣を全体的に見直す必要があります。

特に重要なのは食事。野菜や果物を積極的に摂り、減塩を意識する食生活がとても大切です。暴飲暴食、とくにアルコール類は過剰摂取を避けましょう。三食バランスが取れた食事を心がけ、脂肪分の多い食事を避けることも大切です。

タンパク源としては脂質が多い肉よりも魚などを摂り、減量することもとても大切です。

塩分は血圧を上げるのに最も重大な因子となっています。このため、食事の塩分には気を配るようにしましょう。日本人は塩分の摂取量が多いといわれており、薄味に慣れることがとても大切です。濃い味に慣れてしまっているという方にとってはかなり辛い食事になってしまいますが、基本的にはこういった食事の改善を毎日続けることが、高血圧症の予防では大切なのです。

他にも普段から体を動かすようにして、有酸素運動などを取り入れる、禁煙をするようにして、なるべく受動喫煙も避けるようにするというように、生活習慣全般の見直しが必要です。

監修医情報:
若杉慎司先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドック専門クリニックだからこそ、「効率的な検査を実施して短時間の人間ドックを実現したい」と考えている若杉先生。日本外科学会認定医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医などの資格を持っています。

監修医情報:
三好勲先生
(東京人間ドック
クリニック)
監修医情報 東京人間ドッククリニック    

人間ドックは受けたら終わりというわけではなく、生活習慣を見直すスタートだと考えているのが、院長の三好先生です。検査当日には詳しい検査を行うのはもちろん、即日で結果のわかる検査は当日にフィードバック。生活習慣を見直すきっかけをつくれるように「ここを直すとこういう結果が出る」と、前向きな生活指導を心がけています。

問い合わせ先:03-5855-0590